長崎地区労 青婦協 事務局長 （元郵政ユニオン青年部長） 『私が見てきた労働組合とは』
「これまで
全国団結集会でも話した郵政の職場は辞めていく人が多いです。 日本郵政４０万人の内、
半分が非正規で、正社員登用は全国で１００人程。 私も結婚したので家族を養う為に、非正規じゃ
食べていけないと辞めました。 営業をがんばり配達が速くても正社員にはしない、１５年も勤めた
先輩も辞めました。 辞めたいと言う仲間がいます。 中央郵便局の第１集配に入社した時は１１人
いた班員が、６人になり約半分で仕事するので、誤配や事故など、いろんな問題が起きました。
月４５時間規定で超えると怒られるので、昼休みも食事５分休憩５分。 ７月はお中元など忙しく、ま
ったく配れない日もでました。 荷物が配達できずに残っている。 繁忙期に配達の車が足りなくな
り、他社はレンタカーをすぐ入れますが導入が遅く、バイクで配達すると、お歳暮が割れてしまう。
現場は人が足りない、組合が求めても会社は回答しない。 １度辞めて戻って来た人に、人が足り
ていると採用しない。 管理職１人の判断で、こんな事が起こっています。
郵政には労働組合が２つあり、郵政ユニオンは
ストライキもしますが経営側の労働組合は見て見ぬ
振り。 会社側の組合は現場の声を届けないで、企業側が言う事を鵜呑みにする組合でした。
夜９時、１０時まで働き、買い物にも行けなかった。 新たに保険会社に転職してから、今まで休み
が取れず自分の時間が取れなかったなと、悔しく思います。 郵便局に残った仲間たちは、郵政の
職場の待遇改善は、闘う労働組合に多くのみんなが集まれば出来ると思います。」
長崎県平和運動センター青女協 事務局長 『第５０回平和友好祭長崎県祭典の報告』
「今年も反核平和の火リレーは
７月２４日出発し、
８月１日到着で県内一周を繋ぐ事ができました。
第４９回は時津町で行われ、第５０回はいろんな集会が重なる中、長崎あぐりの丘高原ホテルで、
１０月２６〜２７日にかけて開催しました。 県内から各組合の青年女性が参加し、漫画家にしお
か由香さんの講演、『過去の戦争から平和憲法の重要性を学ぶ』で憲法は理想であって良い、時
代にあってないから変えるのは間違いと、マンガで学ぶ紙しばいを女性部が協力し学習しました。
労働運動も要求の声を上げ続けるのが重要です。 長崎県教職員組合からは、部活に土日も出る
先生が良い先生との保護者の声に、精神的苦痛の意見も出されました。 残業が当たり前になり、
組合の定時に上がれに賛同できないと、他の組合からも出ました。 職場での矛盾、誰かがやって
くれるだろうでなく、自分たちで意識を持って、おかしい事はオカシイと言う事も大事です。
平和憲法を護り、基地問題や脱原発など、日頃からの政治闘争も重要です。 学習と交流をして、
２日目まとめ集会を行いました。 職場から真の平和を実現していきましょう。」
長崎地区労 青婦協 議長 （九州労働金庫労働組合 長崎支部長崎分会）
「第５４回青婦協大会を始めます。 私たち青年女性労働者はこの一年、地区労を通じて反戦・反核・
脱原発と平和憲法を護ろうと訴えて、労働運動と平和運動、政治闘争をしてきました。
青婦協役員として２０１５年４月から入り、青婦協議長を３期と長くしてきました。
今後も労金として、みなさんの職場にお邪魔して、地区労の組合活動にも参加していきます。」
長崎地区労 議長
「郵政の職場は、 全逓という労働組合が抵抗と闘いを進めていたが、
連合が結成して以降、２つが
合併して、ＪＰ労組となり闘いが組めなくなった。 郵政ユニオンが旗上げして地区労に加盟し、労
働者側に寄り添った闘いを組んだ。 ソコが大事だと思います。 青年部は学習と交流の場が大切
です。 うちの母もかつて青婦協役員をしていて、運動を通して支えてくれた仲間。 それが労働組
合の強さだと思う。 自分の仕事、労働に誇りを持てる職場にしたい。 隣の仲間が働き続ける事が
できる職場でありたい。 青年女性の力で、次の労働運動を展開していってほしい。」
