長崎県労働組合評議会 元事務局長 (長崎県労働金庫 元理事長) 『労働・平和こそ私の原点』
「私は全逓、今のJP労組から県労評へ、今の平和センターから、労金に10年間お世話になりました。
現在は各組合OB・OGである退職者の会、長崎県高問連の会長をやっています。 春闘は60年還暦
を迎え春闘はどこに行くのか。 1975年連日ストを行い、新幹線も止まった。 管理者など第2組合の
妨害を受けながらピケを張り闘ったが以降、連戦連敗となり1990年に連合ができて連合春闘となります。
県労評を辞めて25年、見えにくい元気のない春闘。 春闘とは総評、県評、地区労が作った財産で大事
にしたい。 連合になり春闘が労働運動の中心になっていない。 労働運動の停滞は目を覆うばかりで、
春闘ゼッケンや檄文、赤旗を見る事もないのが現状。 春闘を批判していた組織の幹部が、今の連合の
役員。 総評は政治闘争ばかりと批判していたが、今の連合で労働者が良くなるわけがない!!
1980年代から統一の動きがあり、ウイスキー水割り論で、水で割ると飲みやすいと言われたが、今の連
合を水と言っては失礼だが、水になってしまう恐れはないのか。 みなさん、今の連合はどこに行っている
と思いますか、私には見えない。 長崎県では最後まで県評を守ろうとしたが、全国で47番目に連合長崎
が結成した。 みんなが団結して労働戦線を統一したが、なっていなかった。 当時、労働運動の中核に
なる30代・20代はいなくて60代の定年近い人がリードして結成し、私は首をかしげた。 今の役員の、
成り手がいない、青年部が元気がない根源はそこにある。 連合結成で労働者は喜ばず、敵ともいえる
自民党幹部がバンザイして大はしゃぎした。 安倍さんがメーデーや新年会でしゃべっている。 闘う労働
組合なら呼ぶべきではない!賃上げとは闘いであり、今後も変わらない。 2千万人を超える非正規労働
者は賃金は上がらず消費税に潰されようとしている。 最も汗をかいている人への時給を上げるべき。
連合方針、当時の方針と中央の方針はかなり違っている。 みなさんで意見交換された方がいい、このま
まではいけない。 先輩方が作った労働運動を継承、発展させないといけない。 政治闘争をやらないと
重要な事はできない。 核兵器廃絶はどこの団体も言えるが、原発はいいと言う団体もある。 3・11以降
は、ほとんどの団体は脱原発で、これまで原発は良いと言った人が20年前から反原発ですと言う顔をして
いる。 間違っていましたと言ってもらいたい。 労働組合が署名が苦手になり、国鉄分割民営化で何千万
と集めたのに今や署名さえも取り組めない組織になった!選挙でも言えるが、それほど弱っている。 自分
の組合員数もとれず、組合員が選挙していない。 臨時や非正規労働者に真剣に向き合ってもらいたい。
同じ働きをして賃金が低い、ここにメスをいれない限り発展はない。 政治闘争や選挙闘争に、国民運動を
がんばって頂きたい。
9の日すわりこみを始めて36年、平日にこれないなら土日、年に1回くらいは来て
ください。 核が無くなるまで引き継いでいただきたい。 仲間を信じ仲間とともに歩いて、労働者は労働者
を信じ、最後までともに歩いていただきたい。」