佐世保地区労 事務局長
「自衛隊による武装パレードが実施されようとしています。(※海上自衛隊と米海軍は非武装で行進)
 迷彩柄の戦闘服で、銃を担いでいるのは陸上自衛隊水陸機動団。 今まで迷彩で顔を塗っていた
 のを、しないようにした。 銃を向けて自衛隊員の血や、どこの国の血も流す事があってはならない。
 同僚や家族が自衛隊員もいる。 賃金や労働条件の他に、家族を守るのも重要な労働組合の課題。
 彼らが戦場へ行く時に、ニコニコ笑って旗を振っていられるのか。 わざわざ市民に銃を見せる事は
 ない。 コロナ禍でシュプレヒコールで声は上げず、プラカードを掲げて静かに抗議行動を行いたい。」

 
佐世保地区労 議長
「ウクライナでは8ヵ月過ぎても戦争が続いている。 銃の殺傷能力が示され、今まで多くの方が犠牲
 になった事を忘れていけません。 自衛隊員の真の姿を見せたいと言う、銃を担いでのパレード。
 市民の憩いの場、アーケードでやるべきではない。 銃を持ってやりたいのであれば、基地の中に
 人を集めてやればいい。 銃を担いでの武装パレードに、反対の意思を示していきたい。」
       
新型コロナウイルスの影響で、しばらく実施されていなかったが、大村市でも今年10月22日、3年
ぶりに開催された自衛隊の武装パレード。 これまで水陸機動団の前身である、西部方面普通科連隊
は、迷彩服に銃を携行し、四ヶ町アーケードで武装パレードをしてきた。 2017年6月の際には、
米軍佐世保基地から、先頭の1名がM1ガーランドタイプの装填発砲できない装飾銃を持って行進して
配慮を見せていたが、今年米兵は全員非武装となった。 西部方面音楽隊は、もともと非武装であり、
海上自衛隊佐世保教育隊は、今年も非武装であった。 市内の一般公道では、戦闘車両や戦闘服
(作業服)などで武装した行進ではなく、礼装か常装での行進だけなら抗議集会とはならない。


コロナ禍前の2019年は、長崎県内で様々な抗議集会や講演会が開催されていた。(一部抜粋) 


10月16日 西海市   LCAC夜間航行訓練抗議集会 
10月19日 大村市   自衛隊市中パレード反対集会
10月27日 南島原市 海水浴場での軍事訓練 抗議集会
11月 4日 佐世保市 自衛隊武装パレード反対集会
11月 5日 長崎市  元米兵が語る元女性兵士の講演会 
11月24日 佐世保市 自衛隊ソマリア沖派遣反対集会
長崎県平和運動センター 事務局長
「コロナでなかったが、無くなった訳ではない。 これから益々、市民に見せる行動が起きてくる。
 銃を持っての武装パレードに反対しており、今日は海上自衛隊や米海軍は銃を持っていない。
 全国的にあちこちでパレードはあるが、銃を持っての行進は、九州ブロックでも聞いた事はナイ。
 私たちは、これ以上、市内で行う軍事パレードが広がらないよう、求めていきたい。」


つつみ のりこ 長崎県議会議員
「先日、佐世保地区労と社民党で、佐世保市と相浦の水陸機動団に、武装パレード反対の申し入れ
 をしてきました。 自衛隊のみなさんに、災害復興への活躍に敬意を表し、ありがたいと思います。
 しかし武器を持っての市中パレードは違う。 敵基地攻撃能力で防衛力の強化と言ってマスコミが
 煽る。 平和を守れないというが、まったく違う。 政府は外交努力をしていかないといけない。」
   
自衛隊武装パレード反対集会(佐世保)


日 時 2022年11月5日(土)10:30〜11:30
場 所 佐世保市島瀬公園 


主 催 佐世保地区労