レイチェルさん (通訳・国際コーディネイター/VFP終身会員)
「マット・ホーさんは、元海兵隊中隊長で、アメリカの国務省と、国防総省にも務めていました。
イラクや、アフガニスタンに派遣され、内勤で政府内部の政策に関わった珍しい経歴の持ち主。
国務省を辞め、VFPや平和団体の顧問をしています。 YouTubeの有名チャンネルにも
出ている売れっ子で、今回は日本に連れて来れず、動画を見てください解説します。
ウクライナでは各国の傭兵がいて、ウクライナ人は戦闘ではほとんどいません。 日本は今どう
なっているか。 台湾有事で恐ろしい事になってる。 脅しに載って防衛費2倍は、アジアの国
にとって脅威。 代理戦争という言葉、ウクライナでも米軍人として出ていないが、武器はど
んどん出ている。 これから日本がどうなっていくか、普段のニュースで聞かない内容です。
私たちの耳に入るニュースは現実と離れている。 戦争は戦争経済に基づき、勝ち負けでは
なく、いかに長く続けるかに重きを置く。 報道されていないが、ウクライナはロシア侵攻前、
イギリスのジョンソン首相が止めたが、戦争を続けたい国があった。 日本は民主主義国家、
このままでいいのでしょうか。」
形川健一さん (元海上自衛隊 三等海佐/VFPジャパン 共同代表)
「なんとなく制服がカッコイイなと海自に入り27年間、海上自衛官として、哨戒機P-3Cの整備や
補給、予算化や契約を担当してきました。 アフリカ派遣で疑問を感じ、定年退官の10年前
に退職し、広島にIターンして6年、農業しながらVFPの講演を、あちこちで話をしてきました。
日本政府は防衛産業と官民ベタベタ、OBの天下り。 南西諸島の対空ミサイル基地では、
訓練でミサイルをPAC3で撃ち落すが、3発に1発くらいしか当たらない。 敵がいるから、
守る為に駐屯地をつくるが、国民は危険になる。 石垣島の中央につくり、排水をタレ流す。
駐屯地は国の施設なのに、民法を適用し住民に説明する。 日本はマズイ方向に行ってる。
どんどん軍拡に進んでいる。 潜水艦は専守防衛ではいらない兵器で、持たなくてイイが、
持たないと、対潜水艦の訓練ができないので、毎年2社が変わりばんこで契約する。
3年〜で1隻造り、防衛産業の社員を守る。 イージス艦は1100億円で支払いは5年後、
自衛隊は予算が余ると大変。 予算を積み上げ、契約までの仕事をやっていました。
気が付いたらコチラ側で、社会のレールに乗らずに好きな事をできる道を進んでいます。」
パット・エルダーさん (VFP会員.市民メンバー/軍隊の化学物質汚染研究団体 代表)
「ワシントンDC近くで平和運動をしています。 有機フッ素化合物(PFAS)と呼ばれる物は、
1938年、ニュージャーシー州のデュポン社に偶然発見された物質でした。 フッ素と炭素
が強く結びついた物質。 水も油もはじく、原爆の開発に無くてはならない物だった。
毒性を持った物で、軍から民間へ使われ、消防服やテフロンコーティングのフライパン、
生活全般に浸透しています。 1970年代に軍は人体に害があると認識していたが、
禁止にはならず、米軍は人の健康を気にもしません。 50年近く消火訓練で、泡消火剤
として使われた。 発がん性物質が地下に染み込み、分解しにくく無くならない。
クロムメッキ工場で使われたり、機械の洗浄にも使われ、排水が下水処理場へ行く。
航空基地で汚染度を測ったところ、桁外れにスゴイ。 地面に浸透し、影響を与える。
メリーランド州の海軍基地の上流で検出され、排水処理した下流の川では8倍の数値
を示している。 染み出た毒が地下に流れ、高い数値となる。 日本ではPFASの情報
が十分ではない。 調査の中で、暫定目標値を日本の8ヵ所で超えた。 日本の川は
綺麗で汚染されたように見えないが、日本各地の18河川を調査すると、全ての川で
PFASが出て、40ppt以上が半数は出た。 東京湾で59ppt、多摩川上流440ppt、
横須賀の排水で12900pptが検出された。 生息している魚には、その1000倍も
たまっている。 PFASにはいろんな種類の化学物質があり、水に浮かぶ物や底に
たまる物もある。 魚は生息する場所も、生体もそれぞれ違う。 小さな魚を大きな
魚が食べて、濃縮されて最終的に誰が食べるのか。 深刻な汚染となる。
米国では基地のそばに住んでいる人は、水たまりを犬に飲ませない。 雨水から
も高い数値がでた。 佐世保では強襲揚陸艦ボノムリシャールの消火訓練で使わ
れた。 演習後、海に流された。 問題が多く米国議会では、軍用泡消火に制限
をかけたが、海上では使い続けてイイとなった。 そのような艦を受け入れてい
る佐世保。 つまり陸に置けない物を海に置いている。
日本の食品にもPFASに汚染がある。 東京都の水道水に含まれる発がん性
物資濃度は、米国基準の7万5千倍に達する可能性がある。
自分の体は自分で守りましょう。 血液検査を受けましょう。 乳がん検診や
妊婦検診を受けましょう。 健康調査はアドバイスです。 米軍は気にしなく
てイイと言って、退役軍人には測らない。 大きな利権が絡んでいる。」
ベテランズ・フォー・ピース長崎講演が見れます
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