長崎地区労 執行委員 『メーデー宣言』 
「本日、私たちは働くものの祭典、第92回メーデーを開催した。 メーデーはアメリカの労働者が8時
 間労働制を求め、1886年5月1日、低賃金と悲惨な労働環境、長時間労働に抗議して行ったゼネ
 ストが始まりであり、世界の労働者が連帯する国際的な統一行動の日でもある。 日本では1920
 年に第1回が開催され、長崎では1927年に実施されている。 新型コロナウイルス感染拡大から
 1年が過ぎたが、変異ウイルスの広がりも含め収束の兆しは見えず深刻な事態が続いている。
 一日も早く収束に向かわせることが求められている。」 (下記に一部抜粋)


参加者全員の団結がんばろう!の後に、旧県庁裏門付近までデモ行進に出発。
長崎地区労 副議長
「心配していた雨も上がりました。 新型コロナ感染拡大の中、それぞれの職場で働く者の苦しみがあ
 る。 メーデーをやり抜く事で応えていきたい。 来賓参加の紹介を行います。 長崎県議会議員、
 坂本 浩、あいばあつ子、赤木幸仁。 長崎市議会議員、中里やすのり、きもり俊也、山谷よしひろ。
 長与町議会議員、安部みやこ。 前回の第25回参議院選挙・野党共同候補者、白川あゆみ。」


長崎地区労 議長
「新型コロナの状況が厳しい中、昨年のメーデーは室内でしかできませんでした。 5月1日のメーデ
 ーにこだわり開催していきたい。 コロナ禍の職場で、労働者が切り離されてしまう課題が目の前に
 あり、労働者が集まる機会をつくらないといけないと、強く思い開催しました。 組合に入るよう声を
 かける事で、闘う労働組合の道筋が見える。 この前の国政選挙で、自民党候補者3人を落とす事
 ができたのは野党共闘の成果。 力を合わせれば、必ず望む社会になるんだと、あきらめず取り組
 んでいきたい。 憲法改正を強引にコロナと結びつけてくるのは火事場泥棒。 注意していく必要が
 ある。 地区労が中心になって憲法改悪阻止を、次の衆議院選挙に向けて団結してがんばりたい。」
 
  
長崎県平和運動センター 議長 (長崎県教職員組合 執行委員長)
「新型コロナのワクチン接種で、菅政権は東京に1万人が接種できる大型センターを造るとありますが、
 首都3県に900万人いる高齢者。 1日1万人やっても900日かかる。 菅総理の目立つ事をヤレと、
 やった感じを出したいのが見え見え。 2018年に鎌倉市で、憲法記念日の実行委員会が、講師に
 木村草太さんを呼んで、憲法の話をしてもらう事を市が阻止したという。 憲法9条の話は政治的だ
 と、憲法記念日に触れないのはオカシイ。 平和の課題に向けて、みなさんと取り組んでいきたい。」


池田章子 長崎市議会議員

「メーデーは8時間労働と、生活できる賃金を求めてきました。 コロナ禍で益々、切実となっている。
 リモートで働く事で、際限ない長時間労働。 解雇や雇い止めは10万人を超え、隠れ失業の人たち
 は女性とも言われ、女性の貧困に繋がっている。 医療従事者の25%しか、ワクチン接種は済んで
 いない。 長崎では救急隊員へも進んでいない。 無責任な政治をいつまでもさせる訳にはいかない。
 みんなで団結して、次回の衆議院選挙に向けて、政治を変えていこうではありませんか!」

    
2021長崎地区労メーデー 


日 時 2021年5月1日(土)AM9:00〜10:10
場 所 長崎市 五島町公園  


主 催 長崎地区労
西岡秀子 衆議院議員 (第49回衆議院議員選挙 推薦候補者)
「記念すべき、メーデー。 地区労のみなさま、コロナ禍において感染リスクがありながらの開催と、あ
 いさつの場を与えて頂き、心から敬意と感謝を申し上げます。 国政に送って頂き10月の任期満了
 まで半年を切りました。 いろんな政治の課題があります。 予算委員会でコロナ対策の予備費に、
 5兆円が組まれております。 今、みなさまが必要とされている政策を国会で議論し、しっかりした支
 

 援制度を組むべきだと申し上げてきましたが、閣議決定されてしまいました。 小中高生の自殺が、
 過去最高の数字となっている。 社会のセーフティネット、いのちを守る取り組みを続けていかない
 といけない。 コロナ禍で働く者の立場、生活者の代表として、みなさまのお声を国会に届け、新し
 い国家像をつくりあげていきたい。 次期衆議院選挙、大切な長崎1区の1議席を、2期目に繋げて
 いきたい。 みなさまのご支援を、よろしくお願い致します!」  
コロナ禍のもと、国内経済は落ち込み労働者・国民生活は危機的状況に陥っている。 コロナ関連に
よる解雇や雇止め、相次ぐ倒産の急増など危機に直面している。 非正規雇用労働者を直撃し、多大
な影響を及ぼしている。 菅政権の場当たり的なコロナ対策に国民の批判が強まっている。 国の責
任として、新型コロナ対応の補償・給付の水準向上と迅速化、医療体制の支援措置の充実、社会保


障の強化を徹底させるべきである。 感染症対策と経済対策への予算配分は不十分と言わざるを得
ない。 諸外国では、消費税の減税、国防費を削減してコロナ支援に回すなど対策が行なわれており、
菅政権の無為無策は明らかである。 2021春闘はコロナ禍を理由に経営側が慎重な姿勢を見せる
など厳しい交渉が行われている。 中小民間は闘いが継続しているが、労働組合として生活改善につ
ながる賃上げと、雇用を守るため全力をあげなければならない。
菅政権は改憲について、国民投票法案の成立や改憲4項目の提示など、改憲発議を執拗に推し進め
ようとしている。 日米同盟の強化と自衛隊の軍事増強を進め、不戦を誓った憲法9条に自衛隊を明記
し、世界中で米軍と一緒に闘う軍隊へと変貌させようとしている。 戦争ができる国へと転換させ、平和
憲法を破壊する策動を断じて許すことはできない。 国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を踏まえ
憲法改悪を許さず、平和と民主主義を守り、核廃絶、戦争のない21世紀をめざそう。


尊厳を守る政治、憲法25条に規定された生存権が一人ひとりに保障される社会実現のために選挙闘
争に全力をあげよう。当面する第49回衆議院選挙で推薦候補者の全員当選を勝ち取り、菅自公政権
を終焉させよう。 私たちは、本日のメーデーにおいてメーデーの歴史、意義について再確認すると同
時に、安心して働き、生き続けられる社会をめざして、労働者の団結と連帯の力で、さらに闘いを強め
ることをここに宣言する。                 2021年5月1日 第92回長崎地区労メーデー