2020 長崎地区労メーデー
日 時 2020年5月1日(金)10:00〜10:40
場 所 長崎地区労会館・2F大会議室
主 催 長崎地区労
長崎地区労 書記長 『メーデー宣言』 (一部抜粋)
「メーデーはアメリカの労働者が8時間労働制を求め、1886年5月1日、低賃金と悲惨な労働環境、
長時間労働に抗議して行ったゼネストが始まりであり、世界の労働者が連帯する国際的な統一行
動の日でもある。 日本では1920年に第1回が開催され、今年で100年の節目となる。
長崎では、1927年に実施されている。 新型コロナウイルス感染拡大が全世界に広がり、日本
においては、緊急事態宣言が発令され、自粛社会に陥っている。 労働組合も取り組みを中止せ
ざる状況にあり、終息が求められている。 感染拡大の中でも、労働者の厳しい状況は変わってい
ない。 さらに休業補償の問題、解雇等が直面し、国民の不安と政府に対する不信は増大している。
安倍政権は終焉を迎えていると言わざるを得ない。 今こそ労働組合の役割と存在意義が問われ
ている。
メーデーの歴史、意義について再確認し、労働者が安心して働き、生き続けられる社会
をめざし、闘うスタートとして、地区労メーデーを位置づけた。
2020春闘は、新型コロナの影響で、軒並み昨年を下回り妥結して厳しい状況にある。 一番弱
い中小労働者、非正規労働者にしわ寄せが強まっている。 生活と雇用を守るため全力をあげた
交渉が必要である。 安倍政権の憲法改悪の目論見は変わっていない。 平和憲法を破壊する
策動を断じて許すことはできない。 憲法改悪を許さず、平和と民主主義を守り、核廃絶、戦争の
ない21世紀をめざそう。 労働者の団結と連帯を発揮して、さらに闘いを強める事を宣言する。」
最後に参加者全員の団結がんばろう!終了しました。
長崎地区労 副議長
「日本でメーデーが開催されて100年目。 世界はコロナウイルスに打ち震えている。 開催をやめ
るべきという意見もあったが、ウイルスの脅威と同時に、労働者の悲鳴が上がってきている。
様々な危機がある中、発信していく必要があると、少数で短い時間でありますが始めて参りたい。
メッセージの紹介を行います。 国民民主党・長崎県第1区総支部長、西岡秀子
参議院議員。
立憲民主党・長崎県連合代表、山田勝彦。 社民党・長崎県連幹事長、坂本
浩 長崎県議会議員。」
長崎地区労 議長
「地区労は5月1日のメーデー開催にこだわりたい。 私が勤める学校からも見える、三菱香焼工場
のクルーズ船でクラスターが発生した。 情報が怪しく正確に出されない中で、
昨年のように多くの
組合員が参加するのは、リスクが大きく危ないと、代表参加での集会にしました。 長崎の医療機
関を使い、新しい差別の問題を危惧します。 今後どうなるか、わかりません。 学校の再開も心配
です、東京では2ヵ月も授業がなく、5月末まで休校。 大事な事は、教育問題にすり替えて権力は
隠す、疑ってみてください。 連合は開催しませんが、メーデー100年目の年に自粛ムードで集会
中止はマズイ。 先輩方は労働者の連帯で横に繋がっていけば社会を変革できるとゼネストを行っ
た。 コロナで、あの年のメーデーはこうだったと、100年目に相応しい集会としていきたい。」
池田章子 長崎市議会議員
「全国各地でメーデーが中止になり、小規模ですが長崎での開催は意義があります。 緊急事態宣言
の中で、直撃を受けるのが非正規雇用。 不要不急の外出自粛に営業自粛で、雇止めが相次ぎ深
刻な状況。 雇用の調整弁として危機にさらされる。 根本的な解決、正規への転換を取り組みたい。
地域社会を支え従事している人たち、医療・交通・学校・学童・スーパーにゴミの収集と、ウイルス
感染にさらされ働いている。 緊急事態は強制力はありませんが、同調圧力による市民の目で、こ
んな時にと、飲食店にも行けなくなる。 政府は国民性を知っているから十分だと、モノが言えなく
なる。 政治と会社は労働者を守らないといけない、私たちは声を上げて闘わないといけない。」
長崎バスユニオン 執行委員長
「私も香焼工場への路線を走っています。 大丈夫かと守衛で聞いても、修繕課の濃厚接触者はい
ない様子。 しかし、ワカラナイ。 会社に緊急要請で要求し、国交省の指導もあり透明なシートが
全国的にされている。 労働委員会の勝利と、長崎地裁での組合側の勝利判決で、全面解決をス
トを構え交渉したが、会社は控訴した。
抗議ストライキと街宣を行いました。 今日も組合を移り
たいと若い人たちが入ってきており、150名も目前となりました。 今後もご支援ください。」
1965年5月1日、第36回長崎地区統一メーデー。 国鉄中ノ島グランド、現在の
西部ガス長崎中央店
付近で行われ、約1万5千人が参加した。 この年は、異常渇水による給水制限で、水よこせ闘争があり、
メーデーでも水・水・水のプラカード。 5月に水族館闘争。 6月は公共料金値上げ反対闘争。
12月に
三菱長船分会(総評系)が組織分裂。 三菱資本側と職制の促進で、第2組合(同盟系)が結成した。
1976年5月1日、第47回長崎地区メーデー、場所は同上に約1万人が参加した。 この年の3月に
は、3・30統一ストライキ。 4月には日音労キャバレー十二番館は、解雇反対闘争でストに突入して、
43日連続ストで勝利した。 愛宕自動車学校支部も、時短・反合理化で7日間連続ストを行った。
1965.5/1
1965.5/1
1976.5/1
過去の総評系、県評・地区労メーデー (長崎地区労,四十年史 1986.12/8発行本より)
1981.5/1
1981.5/1
1981.5/1
1981年5月1日、第52回長崎地区メーデー、市営陸上競技場。 今もあるデモ行進のプラカード審査。
各組合は、創意工夫あふれる巨大なオブジェを毎年作り、神輿のように持ち上げ長崎市内を行進した。
1981年4月には、渡辺造船所で突然、会社が組合を結成させ、同盟に加入させた。 これは'79年
の井筒造船組合結成に、渡辺の会社側が総評系組合の結成を恐れ、どうせ組合ができるなら会社側
の組合を作ってしまえと、同盟系に相談し全従業員を入れる目的として結成した。 こうした会社の露
骨なやり方に反対し、二名が地区労への加盟を決意した。 会社側は会社に弓を引く、県評・地区労
に対し、敵意むき出しの対応を続けてきた。 (2020年・未来4042号
良い組合と悪い組合 )
1981.5/1
1981.5/1
1981.5/1
1981.5/1