長崎バスユニオン4・10ストライキ 
始発から全面スト突入〜最終まで


日 時 2020年4月10日(金)13:30〜14:30
場 所 長崎県勤労福祉会館・2F講堂


主 催 長崎バスユニオン/長崎バスユニオン支援共闘会議
長崎バスユニオン 書記長
「不当処分、強制異動の無効判決が3月27日に長崎地裁で出され、私たちは完全勝利しましたが、
 会社が認めようとせず控訴したので、やむなくストライキに突入しました。 抗議集会の後に、平和
 センター車と、地区労車による街宣。 本社前と、ココウォーク前、鉄橋でチラシ配布を行ないます。」


長崎バスユニオン 執行委員長
「コロナウイルスの対策で、集会には組合員の半分だけを呼び、席と窓を空けて行なっています。
 会社は、昨年10月の長崎県労働委員会での敗訴命令に続き、長崎地裁でも相次ぐ敗訴の判決。
 組合側が勝ってきた。 良識ある判断で会社は解決の姿勢かと思っていた。 団交を行い、会社
 側は福岡高裁に控訴すると言う回答。 コロナ対策をはじめ、安全な事業運営が求められる中、
 正常な労使関係を構築するべきで、会社の経営判断は間違っている。 会社が長期戦に持って
 

 行くなら、ストを始め大きな対価を払う事になる。 嘆願書も会社の過去の労務管理が招いた、
 組織的な犯行。 組合を結成してから、会社の横暴から組合員を守り、組合事務所も滑石に新築
 を勝ち取りました。 団交時の賃金カットも全額払うとなり、闘ってここまできた。 
 車両問題も、組合を異動しても担当車両を取り上げられなくなったが、最終合意はできていない。
 車両が取り上げられたままの人がいて、労働委員会の命令を履行していない。 いまだに労働協


 約を結ばないのは違法行為。 闘わなければ良くなりません。 結成当時の職場は、何人も本社
 に呼ばれ、教育と称した見せしめ的な肩たたきで辞めていった。 今は格段に明るくなっています。
 先輩方が勝ち取った労働条件が過去を知らず、その場限りの交渉で、この10年で切り崩されて
 きた。 地区労の各組合団体組織や、全国の労働組合からの支援。 私たちは正しい闘いだと、
 みなさんと一致団結して、これからもがんばりたい。」
  
長崎県平和運動センター 議長
「昨年11月から長崎県の労働委員を任命されて、長崎バスへの命令文を読みました。 車両問題
 をはじめ、みなさんの全面勝利。 あと2つ労働委員会で継続していますが、大きな争点は終わっ
 たと思う。 3月に弁護士から送ってきた判決文も読みました。 全面勝利で長崎地裁から認めら
 れているにもかかわらず控訴する。 会社は何を考えているのか。 判決を履行する努力が会社
 の務めだと思う。 闘わない労働組合で弱体化する中、全国の模範となる闘い。 支えていきたい。」


長崎地区労 書記長
「会社は組合差別を行ってきて、今も変わっていない。 支援共闘会議を結成して、支援しています。
 組合員4人への不当処分・配転について、無効の判決がでても会社は控訴する状況。 長崎バス
 の不当性が明らかになって、常識ある会社なら判決を守るはずだが異常な会社と言わざるをえない。
 社会的に糾弾していかないといけない。 多数派組合の責任も含め、追及していきたい。
 名ばかりの労働組合、ストの打ち方も知らない組合が増える中、全国的にも広げていきたい。」
坂本 浩 長崎県議会議員
「平和センター、地区労の推薦議員団とも連帯しながら取り組んできました。 裁判で判決の日も参加
 して、中川弁護士と4人のみなさんの、やったという晴れ晴れした顔。 会社もココまでやられたらと
 思ったが、残念ながらの控訴。 怒りのストライキ。 公共事業である、バス事業は重要です。 県の
 産業労働部にも、しっかり対応するように全力で支援していきたい。」


中里やすのり 長崎市議会議員
「この闘いはまさに、いのちと暮らし平和を守る闘い。 人権と民主主義を守る闘いと思います。 労働
 者の人権が無視される日本の職場。 長崎市役所も定年前で辞める人がいて、次の仕事が決まらな
 いまま辞めている。 自治体で唯一、ブラックと認定された職場。 日本の大きな歪が現れている。
 みんな同じように大変な仕事の中、全国の仲間から注目される、長崎バスの闘いは励みになる。」


池田章子 長崎市議会議員
「長崎バスは、長崎地裁の判決を無視する会社となっています。 会社側は判決の結果を受け入れて、
 地裁の判決に従うべきだと思います。 福岡高裁に控訴するなど、トンデモない。 判決を認め解決
 しようとしないので抗議の集会。 コロナの中、ストを打たせる会社側にも責任があります。 これか
 らも、長崎バスユニオンの組合員のみなさんと、ともにシッカリ闘って鉄橋で街宣もやっていきたい。」
 
長崎バスユニオン 組織部長
「地区労の各組合団体組織から参加者を紹介します。 自治労長崎県本部・執行委員長。 長崎県
 教職員組合・執行委員長。 全国一般長崎地方本部労働組合・執行委員長。 国労長崎県本部・
 執行委員長。 長崎県タクシー労働組合・顧問。 I女性会議ながさき・議長。 部落解放同盟長崎
 支部・書記長。 他、多数の各組織からの連帯参加ありがとうございます。 
 4名の原告団の決意表明の後に、参加者全員の団結がんばろうで終了します。」 
市民のみなさん、私たちは長崎バスに複数ある組合のひとつ、長崎バスユニオンです。 長崎バスで
は労使紛争が起こり裁判になっていましたが、3月27日に長崎地方裁判所から、不当処分・不当配
転について無効であるとの判決が出されました。 しかし、会社・長崎バスは地裁の判決を無視して
控訴しました。 常識ある会社なら裁判の判決に従うはずです。 長崎バスは判決を無視する会社だ
と言わざるを得ません。 長崎地裁の判決に従い、一日でも早く労使正常化を行うべきです。


昨年10月31日に長崎県労働委員会から命令が出され、会社側の不当労働行為が認定されました。
組合側勝利の命令であり、会社は命令を守られなければなりません。 しかし会社・長崎バスは命令
を無視し守らない暴挙に出ています。 私たちは、長崎地裁から出された『不当処分・不当配転無効
の判決を守れ』と、県労委から出された『不当労働行為と認定された労働委員会命令を守れ』を、長
崎バス・会社側に訴えています。 長崎バスは判決を真摯に受け止め、守らなければなりません。
クリックで読めます