第3回言論の自由を考える講演会


日  時 2017年7月23日(日)14:00〜16:40
場  所 長崎県教育文化会館・2F大会議室
入場料 一般1000円、大学生500円


主 催 言論の自由と知る権利を守る長崎市民の会
言論の自由と知る権利を守る長崎市民の会 司会
「ただいまから開催します。 本日は朝日新聞論壇委員でジャーナリストの津田さんを講師に迎えて、
 講演のあと、質疑に答えて頂きます。」


言論の自由と知る権利を守る長崎市民の会 会長
「フェィスブックを始めて、福島から南相馬へのルートで沿岸を走り情報をリアルタイムで発信しました。
 避難所でのボランティアのニーズや課題など、的確にわかるのはツイッターなど。 ソーシャルネット
 ワーク抜きで今は語れない。」
津田さん(ジャーナリスト)  『インターネツトは政治の何を変えたのか』
「民主党政権ができた辺りからネットと政治が近づいてきた。 昔は新聞やTV局など多くの人に情報を
 出すのが限られ、情報を独占していた。 今はインターネットで情報が無料になりネットは伸びて、新
 聞やTVは苦境になっています。 誰でも情報を発信できて民主化された良い面もありますが、ネット
 右翼など日本会議や保守的な人がマメに広めていて、左派の人は情報発信は苦手。 戦後、左派の
 運動はTVや新聞に取り上げられたが、極右的ではメディア受けが悪かった。 ネットができて右派と
 左派の利用率の違いがある。 2000年頃インターネットの雑誌が15誌あり、50万部も売れていた。 
 今は廃刊になり1冊も残っていない。 インターネットは昔、電話回線で繋いで終わったら切り、高くて
 遅かった。 今は常時接続で水道のように電源を入れてすぐに検索でき、人は雑誌を買わなくなった。 


 社会ってある日突然変わるんですよね。 ある技術が生まれ、ロボットの普及で職業が消えて、新し
 い職業が生まれる。 郵便番号ができて人が仕分けしていたが、人減らし合理化の反対運動が労働
 組合で起こった。 技術を正しく理解していくのが戦後の左派に欠けていたのではないか。 工場の
 自動化が注目され、ドイツでは労働組合が参加して単純な人減らしをさせないと絡んでいった。 
 1955年の電電公社、今のNTTは16万人の女性が電話線を繋げて電話を繋いでいた過酷な労働。 
 市外局番は待たされていた。 今は機械になり配置転換されて、ひとりもいない。 1991年東京駅
 の改札は駅員が立って手動でやっていた。 今、考えると非効率な事が世の中にはたくさんあった。 
 

 日本に7万件あった写真店、現像や印刷が今はデジカメやスマホで撮り、コンビニでも印刷できる。
 昔はセクシーな写真はできませんと検閲されたが、今はいくらでも印刷できるのでリベンジポルノとい
 う新しい犯罪も起きた。 インスタグラムで若い人は写真で繋がり、オシャレな写真の素人にフォロワ
 ーが増え、アパレルメーカーが服やアクセサリーを送り着用してメディアになり、1枚あげて40万円と
 か新しい職業となった。 日立造船は造船事業をやめて、ゴミをエネルギーに変える環境の会社となり、
 原発事故以降うなぎ登りとなっています。 新しい技術で社会は突然変わる。 働く人の半分が機械
 に仕事を奪われる時代。 経営者から見ると、いろんな事がロボットで可能となっている。 
 

 東西冷戦は核戦争の危機で、拠点ごとの情報網分断で軍事ネットワークがスタートした。 大学の研
 究者に解放し、1995年以降は一般にも広まったインターネット。 昔は誰かが検索した時、データを
 見つけて後で役にたつ巨大な図書館をみんなで作った。 今は違ってツイッターやフェイスブックにラ
 インなど自分たちが今、何をしているかニュース速報を流す時代になってきている。 爆発的に普及し、
 この5年で変わった。 2011年3・11ではスマホは多くなく1千万人もいなかった。 ガラケーが8割
 だったが今はスマホが9割。 ツイッターは670万人だったのが、今は7千万人。


 尖閣の中国漁船と衝突映像が流失し、夜中にツイッターで話題になり生々しい動画。 専門家もネッ
 トでコメントを言った。 TV局の報道がネットに負けてヤバイと、いろんな民放でみんな言ってました。
 ネットを取り込んで、報道する意識が変わった事件。 スマホの写真や動画がリアルタイム・速報性に
 優れてどんどん広がり、TV局がネットの速報性に勝てない。 スマホを持つ人が記者になれる。 
 原発再稼働の反対デモや差別的な排他デモにも、いい方向にも悪い方向にも繋がるのがソーシャル
 メディアの特徴。 誰でも簡単に参加でき、熱しやすく冷めやすい。 フェイスブックも今を共有したサ
 ービスで、一年遡って見る人はいない。 アラブの春は、ネットがキッカケで政治体制が変わった。 


 TVは視聴率1%百万人と言われ、圧倒的に影響力は強い。 ラジオは10分の1、新聞は800万部、
 週刊誌は40万部。 世界一のブログでも24時間で23万人がギネス。 これくらい見てる人は違う。 
 ニコニコ動画は2012年解禁され、党首討論をゴールデンタイムに170万人見たが、半年後の参院
 選では9万人だった。 ツイッターは情報が勝手に送られて瞬時に数百万に届けられ、首相官邸前の
 デモは、ツイッターで知って来たが23%、Webで知った20%、人ずてが18%、4位はフェィスブック
 で新聞・TVはない。 TV・新聞は客観的でなんかやってるなーと見てるが、フェイスブックは好きな人
 や信頼する人に感情で呼び掛けられ行くので、いい事もあるが危険。 ヘイトでも同じように使われ、
 ソーシャルメディアは政治プロパガンダにも使えて人を集め、人々を虚偽のニュースで煽動もできる。
 
 
 沖縄に取材に行くと県外からの労組もいますが、沖縄住民が多い。 辺野古の反対行動は中国の工
 作員なんですとか、そんな訳ないが(笑)最もらしいデマゴーグ。 デマニュースがやっかいなのは、
 本土参加者の写真だけを一部切り取ってウソのように拡散されてしまう。 一部だけ見て違った真実
 となっているフェイクニュースは、まさに氷山の一角で全部見ないと本質とは見えてこない。 氷山の
 上だけ見てレッテル貼って攻撃しているネットのウソを支持する人が増えた状況。 ネットで極端なウ
 ソを流し注目され、広告が集まるので情報を歪めて金儲けでやっている人もいる。 ポスト真実とは、
 信仰の話で、安倍さんのシンパ・ネトウヨと呼ばれるネット右翼は一定数いる。 森友・加計学園問題
 で間違ってた目が覚めたという人も出てきた。 信仰とは絶対ではないのが、ひとつのポイント。 


 普段の検索で情報が最適化され集まるのをフィルターバブルと言う。 偏った情報だけに陥りやすい
 若者たち。 ネットは、誰か書いたかわからない、あやしいモノも多い。 ここを変えていく必要があり
 ヨーロッパでは対策が始まり、ヘイトスピーチやフェイクニュースはテロに繋がると、ドイツでは24時
 間で削除しないと1件で罰金6千万円。 情報は業者が簡単にコントロールできる。 本を見て調べて、
 人に会って学べる事もあるので、複数の情報源がフェイクニュースにダマされないコツ。 ネットで検
 索するときに検索語を思いつく能力、2つめ3つめのキーワードが多いほど探せるので、思いつくには
 教養で、本を読むこと。 長崎で画像検索すると、ローマ字では一気に変わり、世界で検索する人には
 原爆の画像となる。 ネットはツールでしかない、うまく使って情報収集や活動に役立てて頂きたい。」




言論の自由と知る権利を守る長崎市民の会 事務局長
「安倍政権と自民党の言論統制に抗議して、講演会市民講座に共謀罪反対行動を行ってきました。
 安倍さんや日本会議は憲法を改正したいと国民投票に利用する為、ネットを活用して若い人を取り込
 んでいく作戦。 憲法改正を阻止して日本を戦争する国にはしない。 本日はありがとうございました。」