中小共闘 第43回定期大会


日 時 2020年12月2日(水)18:00〜19:20
場 所 長崎地区労会館2F・大会議室


主 催 長崎地区中小労組共闘会議 
中小共闘 副議長 (全国一般長崎地方本部労働組合 長崎地区合同支部 副委員長)
「交通関係の労働審判で、会社の要望がまかり通る事は言語道断。 長崎バスユニオンの闘いも、会
 社とグルになった労組がやった。 トヨタ労連は経団連に擦り寄り自民党支持になるとも言われ、昔
 で言えば大政翼賛会になろうとしている。 労働者は仲間を支え合い、闘っていかないといけない。」
 
 
大会議長団に九州労金労組長崎県庁 分会長が選任され、大会成立の報告と、議事が進められた。 


中小共闘 議長 (長崎衛生公社労働組合 執行委員長)
「みなさん、お疲れさまです。 お忙しい中、参加頂きありがとうございます。 今年は新型コロナウイ
 ルスの感染拡大で、各単組も大変厳しい状況だと思います。 長崎バスユニオンも、まだ闘ってい
 ます、最後の解決までご支援ご協力をお願いします。」
長崎地区労 議長
「一時金闘争も熾烈になっています。 公務員の人事院勧告は、民間より一年後となるが、政府は
 今年に一時金削減する厳しい状況。 長崎県内では1000人が解雇され、九州で3番目の大変
 な事態。 自殺者も増えて女性は前年比3倍、飲食や宿泊に観光と、女性の職場に大きなダメ
 ージがある。 解雇されるんじゃないかと心が病んでしまう。 政府の無策を指摘したい。
 労働裁判は時間も金もかかる。 長崎バスユニオンの闘いに学んで、労使交渉をしっかりやる
 事が大事。 労働組合の闘いを地区労が支援します。 労働運動を強化していきたい。」
 


坂本 浩 長崎県議会議員
「県議会でもコロナ禍へ補正予算が計上され、医療体制にPCR検査の拡充と、地場中小に向け
 た事業継続の支援が出されています。 非正規やパート・アルバイトに有期雇用など弱い立場
 の働く人たちにしわ寄せがくる。 全国的な7万4千件の解雇は、氷山の一角で統計とは違う。 
 合同労組が小さな争議をたくさん抱えています。 厳しい時だからこそ団結と連帯で希望を持
 って押し返し、労組の果たす役割が問われている。 来年の春闘は厳しくなる、議員の立場か
 ら行政や議会で、労働組合の団結の力を支援していきたい。」

 
中小共闘 事務局長 (長崎地区労 書記長)
「今年の2020春闘では、春闘討論・学習会を行い、3・1ビキニデーで春闘勝利集会とデモ行
 進に、各組合が交代で地区労車による街宣と、鉄橋で労働相談のビラ配布をしてきました。 
 大手トヨタも一律のベアから、評価制度にすると組合側から示されるなど、企業側の言いなり
 の労働組合となり、春闘の再構築を図らないといけない。 中小各組合の団交に入っている
 が、厳しい春闘の結果となった。 最低賃金も長崎県では難航し、8月7日に3円引き上げて
 793円で決着となった。 最賃でも生活できる基準を見直していかないと、1時間1000円
 

 でも年間200万円を切る。 春闘の上げ幅で、最賃が決まるので労働組合は大幅賃上げを
 勝ち取る必要がある。 中小は定期昇給がない所も多く、春闘で賃上げを要求し、しっかり
 勝ち取りたい。 井筒造船労働組合は、60歳すぎて再雇用でも賃下げはなく、一時金も下
 がらない。 他の組合も参考にして、要求することが大事。 長崎県の組合の組織率は13
 %で、労働組合がない職場では経営者の勝手で残業代もなく、首が切られる。
 未組織労働者を組合に入れて、組織化を図りたい。 闘う労働組合が求められている。」


議案審議・年間活動方針案が承認され、スローガン確認を行った。 役員改選で退任あいさつ
後に、中小の各組合から2020年度新役員が勢ぞろいして、順番にあいさつを行った。
最後は参加者全員の団結ガンバローで終了しました!