北朝鮮の核実験に対する抗議座り込み
日 時 2017年9月5日(火)12:15〜12:45
場 所 平和祈念像前
主 催 原水爆禁止長崎県民会議/長崎県平和運動センター
長崎県平和運動センター 事務局次長
「北朝鮮が3日に水爆実験に成功しました。 私たちは『いかなる国の、いかなる核実験も核保有も
許すことはできない』と抗議活動を行ってきました。 後から読み上げる抗議文を北朝鮮にエアメー
ルで送りました。 アメリカ、ロシア、中国、韓国の大使館と安倍総理宛てにも郵送しています。」
原水禁長崎県民会議 副会長 (長崎県高問連 会長)
「北朝鮮は6回目の核実験を行った、強く抗議をしたい。 アメリカがその気になれば北朝鮮との国交
も平和条約も可能です。 対話の追求をしつつ、北朝鮮の動きを止める事が急務。 被爆者の声が
届き核兵器禁止条約が成立した。 アメリカの核の先制不使用を止めたのは、安倍総理。 核兵器
が無くなるまで毎月
座り込みを続け38年間過ぎました。 今後の闘いを宣言し、続けていきたい。」
原水禁日本国民会議 議長 (長崎県平和運動センター被爆連 議長)
「終末時計がゼロを示した。 いよいよ核戦争で地球がなくなる時が来た。 お互いがどんどんエス
カレートして、ちょっとした偶発的な事で戦争が始まる危険性がある。 お互いに大砲を打ち合う
時代じゃない、核兵器が飛び交う時代。 何百万人が死んだ話になる。 大きな核兵器が使用さ
れた場合、地球は死滅する。 わが国の総理はいったい何をしているのか、という気がしてなら
ない。 話合いの中心になれないのか。 依然として経済制裁の強化をしろと国連にひとつだけ。
石油を、食料品をと、なった時に北朝鮮は黙っているのか。 かつて日米開戦は石油を止められ
暴発し、パールハーバーに攻めて行った。 北東アジアの非核地帯を考え、ロシアもアメリカも、
北朝鮮も韓国も、日本も核を持たないと宣言すれば、威嚇や不安もなくなる。
時間はかかるが、あえて求めたい、それくらいの勇気で国民を守ってもらいたい。」
被爆者手帳友の会 会長
「長崎県以外はほとんどできており、長崎と北朝鮮との友好交流を進めようとしています。 被災協の
会長、谷口さんは最後の1発が無くなるまで闘いを続けたいと言われていた。 長崎大学の元学長、
土山さんは理論的にやさしく説いてくれた。 2人を失い、その悲しみにある中、北朝鮮の暴挙には
抗議の声を上げていきたい。 日本政府は核兵器廃絶に努力し、行動で示さねばなりません。
本当の橋渡しを。 核兵器廃絶まで悲しみを乗り越えて、闘い抜きましょう。」
最後は長崎県高問連 事務局長の団結がんばろうで終了。 長崎地区労からも、抗議文を
北朝鮮の本国をはじめ、アメリカ・ロシア・中国・韓国の大使館と日本政府宛てに郵送しました!
平和活動支援センター 所長
「今日は学校で高校生は来れませんけど、第20代高校生平和大使は大活躍してくれました。
国連の軍縮会議でのスピーチは今年4年目だったが、日本政府に都合が悪い発言をすると
忖度があったのか、できなかったのは大変残念な事態。 世界に核兵器廃絶の訴えを今後も
しっかり支えて、がんばっていきたい。」
自治労長崎県本部 青年部長
「北朝鮮の核実験に抗議し、核廃絶と全面軍縮を求める! (抗議文 一部抜粋)
北朝鮮は9月3日、ICBM大陸間弾道ミサイル用の水爆実験に成功したことを発表した。
通算6回目の核実験となる。 北朝鮮の核実験強行に被爆地・長崎から強く抗議する。
同時に、北朝鮮が弾道ミサイル発射を含めて、強行手段におよぶ背景には、米国主導による
制裁措置など封じ込め政策と、米韓合同軍事演習をはじめ核兵器による先制攻撃戦略がある
ことも指摘しなければならない。
また、米国に追随した日本政府の軍事的・政治的・経済的圧力にあることも明らかである。
敵視政策をあらため、国交正常化に努力すべきである。 核兵器をはじめ軍事力で平和は実現
できず、犠牲は一般市民であることを、北朝鮮をはじめ各国はあらためて認識すべきである。
核兵器や軍事力に依存する安全保障から、対話による平和保障の確立へむけ、核廃絶と全面
軍縮の実現をすべての国々に求める。 東北アジアの非核地帯化と平和保障の確立には、対話
と協調による平和的な路線しかない。 関係各国が直ちに対話と協議を開始することを強く求める。」