第2回言論ながさき市民講座


日 時 2017年2月5日(日)14:00〜16:30
場 所 長崎市新興善メモリアルホール(市立図書館)
参加費 無料 (資料代500円)


主 催 言論の自由と知る権利を守る長崎市民の会
言論の自由と知る権利を守る長崎市民の会 司会
「本日の講師は1976年から2011年まで長崎大学教育学部で教壇に立たれました、長崎県地方自
 治研究センター理事長であり、長崎県憲法を守る会の会長です。 講演後、みなさんからの質疑や
 意見交換を行います。」


言論の自由と知る権利を守る長崎市民の会 会長
「こういう活動の傍ら、共謀罪について反対の声明も出しました。 憲法問題は自民党の改憲草案が
 具体的政治になってきました。 3分2を超す勢力が改憲を目指しております。 現行憲法と、どう違
 うのか違いを学び、今後の憲法問題を考える参考にしてもらいたい。 最近の新聞を見ると会談の
 結果、尖閣の防衛とあるがアメリカに防衛義務はない。 中国が占拠したら日本の執政下でなくな
 るので日米安保の対象にさえならない。 新聞を読み解く力をつけてもらいたい。」
舟越さん (長崎大学名誉教授) 『改憲問題を考える』
「改憲問題とはなにか、自民党が出している改憲草案はどんなものか。 日本国憲法で私が一番好き
 な99条は、憲法尊重擁護義務。 天皇や摂政、国会議員に裁判官、公務員はこの憲法を尊重して
 擁護する義務があると書いてある。 誰に守らせようとしたのかズバリ書いてある。 この国の政治
 をやってるトップから順に向けて出された。 国民に守れと書いてない。 国民は守らせる役目。
 守らないと次の選挙では入れませんよというのが立憲主義。 大学で立憲主義をテーマとした授業
 をしてきたが、試験しても半分くらいしか理解できない。 理解できないと憲法作ってもおんなじです。


 自民党はどう変えようかと、国民が憲法を尊重しないといけないと、国民を守らせる立場にしようとし
 ているのが改憲草案。 一番重要な憲法の中身と種類が違ってしまう。 9条の第2項は戦争放棄
 ですが、自民党は安全保障になります。 上に行けと言われた出撃命令に、反対だと言いだしたら
 軍隊にならない。 自民党は13条の個人主義を否定する。 基本的人権はたった1人の反対、オレ
 はイヤだというのが人権です。 国益優先だと基本的人権は成立しませんから。 公益が優先され、
 権利が否定される。 軍事法廷や軍法会議の設置理由は、国防軍を作りましょうという事なんです。


 個人主義を否定する考えはどこから出てくるのか。 真相を探ると聖徳太子の17条憲法までさかの
 ぼる、和をもって尊しとなる思想。 女のぶんざいで!とか言って黙らせる、異議を抑えつける思想。
 戦前の日本は軍国主義。 今の若者は戦後を知らない子どもたち。 改憲草案の真実はとんでもな
 い話で正気かと言いたくなる。 今、誰が狙われているか。 社民党と共産党は反対するから、民進
 党、ここが賛成してくれたら国民投票はうまくいくと、どう抱き込むか自民党の戦略です。 一回くらい
 国民投票やってもいい。 国民投票は怖い、え?っていう結果がでる事もある。


 戦争、原爆、敗戦が日本の近代史。 どうして日本は戦争したんだ、引き返せずやったんだ、勝つ
 と思ったのか、途中でやめなかったのか。 国として答えてないんです。 世界が出した軍事裁判。
 日本政府が出したものはナイんです。 自分たちで戦争の反省ができず連合国にやられてしまった。
 日本が何もやっていないのが諸悪の根源。 近代史の勉強を、政府も国民もやってない。 歴史認
 識を作る努力がされなかった。 アメリカとの日米同盟は、戦後の民主主義の否定で二律背反。
 

 国民の多数派が賛成できるモノからやっていく憲法改正。 無難なテーマでお試し改憲して、国防
 軍をという考えです。 誤魔化し誤魔化し行くかもしれない。 国政選挙になったら言わず、終わっ
 たら言うんです。 長い平和の70年の内にみんな忘れてしまう。 日米軍事同盟とはなにか。 
 仮想敵国をつくり勢力権をつくるという事。 アメリカと仲良くしていいじゃないかと思う人が多いと
 思いますが、中国を敵視する政策や外交で、東アジアに平和をもたらす事ができるのでしょうか。 
 これから大変な時代になる、もっと早く日中友好と日朝友好を築いていかないといけない。」