第35回全国地区労交流会in長崎集会


日 時 2014年9月20(土)13:00〜
           〜21(日)13:00
場 所 ホテル矢太樓(長崎市)
主 催 第35回全国地区労交流会長崎県実行委員会
後 援 フォーラム平和・人権・環境/九州ブロック労組連絡会議
 
長崎地区労 副議長 (長崎県職員連合労組長崎支部 支部長)
「北は山形から南は沖縄まで、長崎においで頂きありがとうございます。 私たちの足元に戦争の足音が
 ヒタヒタと迫っている。 戦の闇になる事を、受け入れられるのか問い直すところから始めたい。」


長崎地区労 議長 (長崎県実行委員長/長崎県教職員組合)
「明日は、ピースクルーズで端島(軍艦島)も、ゆっくり見て頂きたい。 世界各地で原発は作られ、プル
 トニウムの原点となったのが、長崎の原爆。 総評から連合へ流れ、多くの地区労は県評とともに解散
 して平和センターなどに変わっていきました。 この20年で非正規・パートは増加し、労働組合の社会
 的役割から存在まで問われている。 労働者の賃金は上がらず、消費税は10%に上げようとしている。
 これでは苦しくなる一方で、解雇しやすく企業にいいようにされています。 今こそ、全国の各地区労は
 立ち上がり、闘わなくてはなりません!協議会的な全国組織へ移行し、連携を深める組織になっていく
 事を祈ります!今後の地域労働運動に活かし発展していく事に、ともにがんばりましょう!」
 
1日目
フォーラム平和・人権・環境 代表
「労働組合が再編されて、労働運動全体の減少が全国的にみられる。 ぜひ、みなさんの地域から労働
 運動の再生を担うのはみなさん自身、ご奮闘をお願いしたい。 正念場に来ている。 私たちの未来は
 壊され破滅に導かれる。 平和フォーラムとしては、連帯を横へ繋げる運動を組み立ててきました。
 今後の平和と労働運動の確立に、みなさんの組織が大きく前進できるよう、ともにがんばりましょう。」


長崎県平和運動センター 議長 (自治労長崎県本部 特別執行委員)
「みなさんの全国各地で労働組運動、平和運動への取り組みに敬意を表したい。 私たちの運動は政治
 状況を変えるよう、その表現が一方通行になる事もある。 若い人は良し悪しの判断を、自分の考えで
 やりたいので、結論を押し付けらると抵抗を感じる。 国民の意思とは真逆の政治が断行され、民意が
 政治に反映されていない。 この状況を変えて、全国のみなさんの期待が大きくなるように活動経験を
 交流して、次なる活動へのエネルギーを貯めていただきたい。」
全国地区労交流会
JAL不当解雇撤回裁判原告団 事務局次長 (JALキャビンクルーユニオン)
「パイロットと客室乗務員が解雇され3年9ヶ月、この解雇はモノを言う組合を潰すための不当労働行為
 であり、裁判闘争を行っています。 高等裁判所の判決も地裁より悪い判決となってきていて、会社と
 裁判所はグルじゃないかと、三権分立はいったいなんだと不信感を持っています。 165人整理解雇
 された後に、1820名も新規雇用されていますが600人が辞めていて、この1年で1日2人辞めていま
 す。 3人に1人が1年未満の新人で2年目の人が教えていてトラブルが増加しており、解雇したベテラ
 ンを戻した方が得策なのに戻さない。 最高裁での闘いに、みなさんのご支援をよろしくお願いします。」


全国地区労運営委員会 事務局長 (長崎地区労 書記長/全国一般長崎合同労組)
「沖縄の辺野古へ新基地建設反対の闘いに、カンパを取り組みたいのでカンパ袋を回します。 北関東
 から始められ、西日本へ広がり全国化が進み35年目。 回数を重ねるごとに内容も充実しています。
 国労闘争でも経験しましたが、ひとつの組合では闘えないので大きい組合、中小の組合が連帯する地
 域労働運動が大事です。 全国組織のネットワークで年間通した運動を模索していかなくてはならない。」  
にしおか由香さん (漫画家/長崎大学客員教授)
「抑止力が高まる事で、戦争に巻き込まれなくなると言いますが、憲法9条改正などの動きに周りの国は
 ものすごく警戒します。 新たな武器を持つ事で戦争が起きる事が高まります。 備えがあれば憂いが
 あります。 持つ事でピリピリして、一触即発の空気となっていく。 攻撃される者とする者の関係がで
 きあがる。 若者が戦争に巻き込まれ、いのちが助かっても心が病んで帰ってくる。 


 大切な人を亡くした時、悲しいのはどこの国も同じ。 一内閣の閣議決定で戦争の歴史が変えられよう
 としています。 憲法は国民が国家権力を縛るもの。 フランスやイギリスで近代憲法ができた時、権力
 者が市民を弾圧したり、戦地にいかせないように立憲主義に基づいてできました。 憲法は私たちが身
 を守る道具です。 一般市民が権利を主張する道具、時代に流されない普遍的な価値があります。


 明治憲法では男女不平等、表現の不自由。 弁士中止と言われると、このような集会も解散しないとい
 けなかった。 国が認めない限り自由じゃない。 私たちは基本的人権を獲得して、表現の自由、思想の
 自由など、9条は国の根幹をなすもの。 時代遅れなんてとんでもなく、国連憲章より進んでいて世界で
 初めて戦争放棄をうたっています。 


 国ってなんだろうと思った時、KUNIとはKが経団連、UがUSA、Nは永田町、Iはアイスランド(島)を
 守るため、原発を再稼働させようとしたり、新しい憲法を制定しようとして主役が国民から逆に変わって
 きています。 象徴から元首になると命令にさからうと罪になるので、戦前のように戦地に行かないとい
 けなくなります。 ストライキも憲法で保障されているのに、公に反すると取り締まられる。


 戦争する国には緊急事態法があり、内閣がやりたい放題になります。 軍隊は他国と闘うより、自国の
 国民に対し出動することが多い。 徴兵制にはすぐにはならない、徴用は兵士だけでなく、大工に医者
 に車の修理工なども戦地へ行く可能性があります。 今の憲法は将来の国民へ守るように託されてい
 ます。 私たちは憲法が替えられないように守って、託していかないといけない。」
 
全国地区労交流会を代表して、長崎地区労 議長から中部地区労へ沖縄辺野古闘争カンパが渡された。
分科会は@〜Fに各会場に別れて行われた。 (くわしくは中央の写真をクリック
JAL不当解雇撤回裁判原告団の物販が行われ、参加者みなさんの購入で、すべて売り切れました。
クリックすると
分科会が見れます。
長崎県平和運動センター 事務局長の乾杯で、全国各地の地酒交流会の夕食・懇親会。
長崎県教職員組合による、「レ・ミゼラブル」合唱が披露され、各県の紹介と闘争報告も行われた。
2日目
高松地区労 事務局長 (私鉄高琴労働組合)
「分科会@では憲法課題を中心に行い、沖縄県から教科書問題の報告が、香川県からは1000人委員
 会で、各労組と地域政党支部へも取り組む事や、自治労は行政に抗議行動への参加問題が出された。」


三浦半島地区労 事務局長 (神奈川県教職員組合)
「佐世保からジョージワシントン入港反対の報告、沖縄辺野古での取り組みなど、九州各県から現状報告
 をいただきました。 米軍に比べ反自衛隊はやりにくいという状況が、分科会Aで出ました。」


長崎県平和運動センター青女協 事務局長 (自治労長崎県本部 青年部長)
「分科会Bでは鹿児島川内での闘争報告。 関連施設で働いているので、反対をいいにくい市民がいる
 との事でした。 商工会は金が動くので再稼働したいとの報告あり。 市民団体、労組、政党の運動が
 一本でなく、単発的で一致した大きな運動になっていない、脱原発一色でないという話が出されました。」


太田地区労 議長 (アイリス労働組合)
「長崎県職非常勤労組から細かく報告があり、正規がいる中での、非正規労組立ち上げの参考になった。
 再雇用や雇い止めの報告を受け来年に向けて、これから取り組んでいかないといけない。」


宇都宮地区労 議長 (栃木県職員労組 河内支部)
「ユニオンは1人で入れるが問題が解決すると、いなくなる。 仲間を増やし定着率を上げる努力をして、
 ニュースをキチンと発行し、送る取り組みも必要。 女性が役員になり、カフェ的な労働相談窓口など
 楽しめる運動を追及していきたい。 組織化を図り、今後展開していきたいなどが分科会Dでした。」


松本地区労 事務局長 
「分科会Eでは公契約の話で、長野県議会で制定された報告をしました。 全国に広がる可能性があると
 思います。 賃金労働条件の制度は国の責務で法律違反。 官制ワーキングプアに寄り添い、組織化を
 図り全体としての賃上げを図っていくのが、地域労働運動の課題でもあります。」


市原地区労 事務局長 (ユニオン市原)
「県の労働局への申し入れを県下統一で行い、各地区労まかせでなく全体で取り組む。 ハローワークや
 監督署との関係、対応について認めさせる割合も高まっている。 東京ではユニオンや地区労のチラシ
 が労働基準監督署に置いてあり、全国に広めたい。 大変勉強になり、元気が出る交流会でした。」 
長崎地区労青婦協 副議長 (九州労金労組 長崎支部長崎分会)
「安倍政権の暴走を許さず、平和と民主主義を守る特別決議(案) 自民党の憲法草案を見れば憲法9条
 をかえ自衛隊を国防軍にかえ、アメリカと一緒に戦争しようとしています。 全力をあげて安倍政権の暴
 走を止めるため、労働組合や地域共闘がその先頭に立たなければなりません。」 (一部抜粋)


長崎地区労 執行委員 (長崎市役所職員労組連合会 書記長)
「第35回全国地区労交流会アピール(案)この1年間、全国各地で反戦、反基地、護憲、脱原発を中心と
 する平和闘争、未組織労働者の労働相談や、組織化、ユニオン活動、中小組合の争議支援を闘い抜い
 てきました。 労働組分野の規制緩和、消費税率の引き上げ、TPPへの参加など大企業、富裕層中心
 の政策が打ち出され、厳しい情勢が続いている今こそ労働組合、地域共闘の役割りが重要です。」
新潟県平和運動センター 事務局長 (全日本港湾労組 新潟支部)
「柏崎原発を抱えており、来年は新潟にフィールドワークに来て頂いて、新潟地区労が全国の運動に
 拡大できるようにがんばっていきたい。 来年の全国地区労交流会は、ぜひ新潟県にお越しください。」


長崎地区労 議長の団結がんばろうで、まとめ集会は閉会して、ピースクルーズへ出発しました。
フィールドワーク 端島(軍艦島)炭鉱の歴史
長崎市高島の西南約5キロの端島。 岩礁の無人島に防波堤を築き埋め立て小島となった。 コンクリ
ートの建造物は戦艦「土佐」に似ていて「軍艦島」と呼ばれるようになった。 1890年に財閥三菱所有
となり、1974年の閉山まで三菱の炭鉱(ヤマ)であった。 島内の労働者数は最盛期1945年には、約
5,300名で閉山直前でも2,200名の人口があった。 三菱職員が住む上層部は眺めも良好で、下階
は日照も無く、湿気も甚大で居住性は最悪。 日本の敗戦前後に強制労働させられた捕虜は約750名で
朝鮮人500名と中国人250名がいた。 軍艦島(監獄島)は強制連行という加害の象徴でもある。
日本最古1916年式↓