地区労 労働講座


日 時 2011年12月10日(土)13:30〜15:10
場 所 長崎地区労働福祉会館 2F大会議室(洋室)


主 催 長崎地区労
労働講座1
長崎地区労 書記長
「労働者としての物の見方、考え方を学んでいこうと、地区労・労働講座を開催していきます。」


長崎地区労 議長
「労働とはなにか、原点に立った話を今後も続け、どう労働運動を作っていくか多くの人に呼びかけたい。」 
平地さん 佐賀大学経済学部教授  『働くものから見た日本の現状と課題』
「日本経団連が海外生産という脅しをかけているが、カネもうけのためであって、みんなのためでない。
 海外に出ていったとしても、産業の空洞化を考えなくてもいい。 国際的な分業で出ていったら入って
 くるものもあるというのが経済学の論理、考え方。 
 経営者のおかしな考え方には、ていねいに反対していく。 彼らの脅しに対し、国々の労働者の権利を守り、
 国際連帯でやっていく。 私たちの生活を良くし、経済・社会の両立は可能。 そういう国作りはできる。」


質疑応答や感想などが参加者と行われた。
Q  「企業を海外へ出さないように止める方法は?」
Q  「資産とは一定以上だとパブリック(公的な)もので、個人で好きかっての支配層。 
    旧財閥の家訓では、困った人を助けるとあった。 米国でも、儲けたお金でチャリティーがあり、
    金持ち優遇という事への有効な反論とは?」


Q  「経済危機をあおりながら、資本家は着々とカネを貯めている。 一番の問題は春闘に向けて、世界の
    経済状態から見て、仕事が少ないとか、儲かっていないから要求できないとか、公務員でも民間に比べ
    下がってもしょうがないとか、賃金をあげるスタンスがとれなくなっている。 今の状態を脱却するには?」


A  「資産はパブリック的なもので、社会的コントロールを。 企業の支払い能力はキツイ。公務員も財政危機
    と言われれば、要求しにくいが、賃金をあげていく事しか、世の中を良くできない。
    賃金は貰っているものではない。 労働力の対価で得ている。


    20年前は税収60兆円あった。 所得税に累進課税、法人税は37.5%の20年前に戻せば軽くでる。
    金持ちはいらんな所得があるので、総合的な所得税にする。
    低所得の非正規雇用をキチンとやめる。仕事にあった賃金補償で、社会のありかたを組みかえる事は
    可能である。 ひとつひとつやっていくしかない。」
長崎地区労 書記長 
「労組自体も、今の状況がオカシイと思わない現状。 わたしたちひとりひとりが労働組合で
 がんばるしかない。 そのために労働者の物の見方、考え方を学習する事が大切である。
 今後は第3木曜日の18時に第2講座から継続して行います。」


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