第76回長崎地区労 定期大会


日 時 2019年10月12日(土) 13:00〜16:30
場 所 長崎県勤労福祉会館・2F講堂


主 催 長崎地区労
長崎地区労 副議長 (長崎県職員連合労働組合長崎支部 副支部長)
「ただいまから第76回の定期大会を始めたい。 生活保護のケースワーカーをしており、働いて自立
 を支援しています。 就職すると求人票と異なる内容のブラック企業が多すぎます。 苦しんでいる
 労働者が多くいます。 地区労73年の歴史はブラック企業との闘い。 大会役員の選出に入ります。」


資格審査報告(九州労金労組)、議長団選出(県職長崎支部と、長崎県タクシー労組)
議事日程の確認(県教組・長西総支部)、選挙管理委員会報告(長崎市職労)が行った。
長崎地区労 議長 (長崎県教職員組合 長西総支部 )
「1980年代は労働組合にとっても、日本にとっても分岐点だった。 労働者の横の連帯を強めて立
 ち向かったが解体を余儀なくされ、思い通りにならなかった。 1995年に『新時代の日本的経営』
 が打ち出されまさに今、具現化してきている。 多くの非正規労働者が主力。 規制緩和で交通運
 輸をはじめ多くの業界が安値競争で、いまだに続いている。 労働環境は悪化し、少子化で人口減
 少、過疎化のツケを払わされようとしている。 闘わなければ権利も人権も、いつの間にか無くなっ
 ていく。 与えられるモノではない。 みなさんと、ともに闘いをつくり上げていきたい。」


長崎県平和運動センター 事務局長 (長崎地区労 前議長)
「地区労議長を10年しました。 安倍政権は改憲をはじめ、何をヤルかわかりません。 関西電力の
 金品受け取り問題。 3億2千万円も、原発は大金を産み出す打出の小槌。 だから止められない
 原発。 関西生コンの不当弾圧事件、全日本建設運輸連帯労働組合がストライキで威力業務妨害
 で不当逮捕など、恐喝容疑もかけられている。 労組は争議権が保障されている。 平和センター
 上部団体、平和フォーラムの全国会議で当局の弾圧に、みんなで取り組んでいく。 労組が動かな
 かったら、すぐ戦争へと突っ込んでしまう。 キッチリ私たちの運動を続けていきたい。 」
   
社民党 長崎総支部 代表 (池田章子 長崎市議会議員) 
「統一選では坂本 浩、中里やすのり、安部みやこ、と私も含めて当選へのご支援ありがとうございま
 した。 消費税増税が、多くの人にダメージを与えるのはマズイと思う。 1989年以来、消費税は
 福祉目的のはずが、実態は法人税の減税で国際競争力を高める為と言われています。 賃金を上
 げずに非正規雇用で、貧困と格差を増やし、アメリカからの武器購入に充てられいる。 生活保護
 基準の引下げがまた行われ、所得の再分配機能が果たされていない。 増税は取るべき所、利益
 を上げている所から取るべき、いのちと暮らしを守る為、努力していきたい。」


国民民主党 長崎県総支部連合会 代表代行 (西岡秀子 衆議院議員)   
歴史ある長崎地区労の定期大会に、お呼び頂きありがとうございます。 饗庭あつ子、木森俊也、
 清水正明も参加しています。 白川あゆみ候補は、あと一歩及ばず、みなさまに心よりお礼申し上
 げます。 大きな会派を結成して、それぞれの政党の理念を大切にしながら、安倍政権と論点を明
 確にして国会活動をしています。 関西電力の問題に、参考人招致を求めてゼロ回答。 国民生活
 に関わる真相究明が大前提であります。 諮問会議でどんどん決まっていく、国会議論がないのが
 問題。 野党が質問しても満足いく答えが得られない。 安倍政権の問題を、示してまいりたい。」


立憲民主党 長崎県連 副代表 (赤木幸仁 長崎県議会議員)
「9月1日に第2回定期大会と開きました。 結成1年で大きく変わり、4月の統一選のご支援ありが
 とうございました。 これから長崎においても、しっかり活動し推進してまいります。 言葉に踊らさ
 れたアベノミクス、トリクルダウン、みなさんの元に届いたのでしょうか。 日々の生活は物価上昇
 に消費税増税、人口減少と長崎の閉塞感漂う状況をどうにか変えたいと、さまざまな問題に取り組
 み、地域ビジョンを明確にこれからも発信していきます。 立憲タウンミーティングで、みなさんの声
 を聞いて勉強し、反原発の活動を結束して歩んでいきたい。」

 
全労済長崎県本部 事業推進部長 
「地区労の歴史とあわせ、戦後の労働者を支援していこうと中央労福協ができて70年。 先月の台風
 で全国2万件を超す被害調査をしています。 長崎の職員も全国各地に被災者対応に行きます。 
 組合員にメリットある商品を提供しています。 各事業団体の研修会へ、ご参加にご協力ください。」


議長団が地区労推せん議員並びに来賓各位を順番に紹介。 祝電を披露。 県内・全国の各地区労と
平和センターの他、各組合と団体組織名を読み上げた。


長崎地区労 書記長
(全国一般長崎地区合同支部 書記長)
「2018年度の一般経過報告の審議・承認と、2019年度の第1号議案提案・運動方針(案)に、第2
 号議案提案・会計予算(案)の討論、採決を順に行っていきます。 労基法は最低限のレベルなので
 団体交渉でもっとイイ条件を勝ち取るのが大事。 各組合からの報告を受けて、情報を共有したい。
 地区労運動の基本は中小支援、闘争組合の支援をどう闘うかにある。 公務員組合の賃金が下がっ
 ても中小は上がらない、逆に下がる。 攻撃されたら一緒に闘うのが基本。 何もしなかったらそのま
 ま。 平和なくして労働なし、労働組合として地区労に結集して闘争に全力をあげたい。」


長崎地区労 会計監査 (西海市職員組合)
「決算及び会計監査報告。 労金労組長崎と長崎市職労の3名で会計監査を実施し、会計帳簿と証拠
 書類を照合の結果、決算書のとおり相違なく、適正かつ正確に運用・会計処理がなされています。」


2019年度の第1号、2号議案(運動方針と予算)を提案、議案討論後に拍手で採択された。
5つの各組合から闘争報告が行われた。

新年度の執行委員たちが勢ぞろいして、順にあいさつを行った。


長崎地区労 副議長 (長崎バスユニオン 執行委員長)
「たくさんの報告も出された各組合の闘い。 地区労は闘う労働組合です。 生活と権利を守り、平和
 と民主主義を守る闘いの運動方針を各職場に持ち帰り、最大限の闘争体制をとって頂きたい。
 闘わなければ社会や職場も良くならない。 ともにガンバリましょう!」

議長団と大会役員及び書記解任。 最後は長崎地区労 議長による団結ガンバローを参加者全員
で行って、第76回定期大会は終了しました。 多数の参加ありがとうございました!
長崎地区労 執行委員 (国鉄労働組合長崎地区本部 執行委員長)
「大会宣言(案)を読み上げます。 私たちは第76回定期大会を開催し、平和・民主主義、生活と権利
 を守る闘い、反戦・反安保・反核・脱原発、憲法改悪阻止の闘い、労働法制改悪を許さない闘いと、
 争議組合への支援、政治闘争に全力をあげて闘い抜く運動方針を決定した。」


大会スローガン確認を議長団が行い、役員改選を選挙管理委員長が読み上げた。 
長崎地区労を今期で退任する執行委員3名が順にあいさつを行った。