長崎市教育委員会交渉


日 時 2023年3月28日(火)10:00〜11:00
場 所 長崎市役所5F・議会 第3委員会室


主 催 長崎地区労/長崎県教職員組合 長西総支部
    
長崎市教育委員会と長崎地区労・長崎県教職員組合 長西総支部が、2023年度政策要求回答書の
中から、教育に関する要求の7項目について内容の質疑応答と意見交換を行った。


長崎市教育委員会 教育長
「新型コロナウイルスも、ようやく出口が見えてきた。 学校でもマスクを外していこうという中で、
 教育が行われる。 この3年間、感染症対策で先生方には、ご苦労をおかけした。 
 政策要求書を昨年11月18日に頂き、今年も文書回答のみとなりました。 教育に関する部分の
 意見交換を直接行いたい。」




長崎地区労 議長
「学校に留守番電話を昨年から付けて頂いていますが、定時に対して18時からだと遅すぎる。 
 18時に電話があると残る事になる。 17時には学校に通じないと、留守電を定着させた方が
 いい。 指導を強めてもらいたい。 中学校の現場で、超勤と言えば部活動。 地域クラブ
 への移行が県からあり、保護者への説明までは前進した。 逆に地域クラブから、そこまで
 できないと、揺り戻しの動きをいくつか聞いてます。 指導者不足、運営資金の問題もあり、 
 学校のグラウンド使用に優遇措置があるなど、誤解もある。 行政ができる事を提案して、
 これが進まないと、超勤の解消はできない。」


長崎県教職員組合 長西総支部 総支部長
「今、どういう進捗状況なのか、確かめておきたい。 回答書への質問も含めて検討して頂きたい。 
 今後も要請をしていきたいので、話合いの場を儲けて、個別によろしくお願いしたい。」


長崎県教職員組合 長西総支部 副委員長
「ジェンダー解消には制服以外にも、すごせる環境づくりが大事です。 生徒と話すと、着替えと
 トイレを悩んでいます。 トイレを1日ガマンして、膀胱炎になり不登校になる。 保健室にトイレ
 があるといい。 職員用のトイレも、言えない子もいる。 私がいる学校はたくさんあるので、
 カミングアウトしなくても、みんなのトイレとして誰でも使えるような知恵が必要。」


長崎県教職員組合 長西総支部 書記次長
「原爆資料館と科学館を、抱き合わせで見学をしないでほしい。 原爆資料館の後に、現地での
 フィールドワークは平和教育の効果があります。 教職員の超過勤務で、産業医の面談を受け
 ているのか確認したい。 地域の学校への依存も少なくなり、働き方も変わるので、指導をお
 願いしたい。 学力に対する考え方は、学力調査の数字だけが全てではない。 生きる力を
 育てる事が大事だと考えています。」
 




長崎市教育委員会 学校教育課 部長
「子どもが少なくなり、学校で部活動ができなくなっている。 教員の超勤にもなり、地域移行を
 進めないといけないが、簡単にはいかない。 受け皿確保、指導者が地域にいるか、保護者
 の負担など様々な問題がある。 学校でチームが組めるか、組めないか、学校ごとに調査中
 で、時間がかかるので理解して頂きたい。 スポーツ関係者も集め、話合い努力している。
 校長会で、超過勤務がどのくらいいるか出してもらい、共有している。 経済的な理由で
 就学が困難な世帯に、制服代を含む中学校入学に伴う新入学用品費を支給しています。」 


長崎市教育委員会 総務課
「特別支援教育支援員や学校相談員、学校図書館等を会計年度任用職員として配置しています。
 同職員の待遇改善について、2022年1月からは、出生サポート休暇等の
 新設や産前・産後休暇の有給化などの改善を図ったところです。