中小共闘 第45回定期大会


日 時 2022年11月29日(火)18:15〜19:20
場 所 長崎地区労会館2F・大会議室


主 催 長崎地区中小労組共闘会議 
中小共闘 副議長 (全国一般長崎地方本部労働組合 長崎地区合同支部 副委員長)
「私たちはデフレの時に物価の問題を考えなかったが、日本はインフレに入っている。 国の財政が
 破綻してもおかしくはない。 労働組合の基本は衣食住の確保。 物価が上がり、生活苦の中で
 どうすべきか。 それぞれの職場実態を付き合わせながら、大会を開催していきます。」


大会議長団に長崎衛生公社労働組合 副委員長が選任され、大会成立の報告と、議事が進められた。 


中小共闘 議長 (長崎県タクシー労働組合 執行委員長)
「賃金は上がらず物価は上がり、腹立たしい。 自動車税は下げて、ガソリン代の暫定税率は無くす
 べきだが、政府は走行距離に応じて税金を取ろうとしている。 税金を上げようとか、許されない。
 最低賃金は上がっても、ここからが出発点、ゴールは先にある。 2023春闘がきている、みなさん
 の力で粘って、少しでも上げるように交渉して、来年の統一自治体選挙も頑張っていきたい。」
 
長崎地区労 議長
「賃金は上がらず、仕事は忙しい。 政府は防衛費をGDP2%に上げようと言う。 北がミサイルを撃ち、
 ウクライナみたいになったらどうすると言うが、そうじゃナイ。 力で国を守ろうとすると、莫大な資
 金が必要で国民で賄えない。 やっぱり対話しかない、歴史が証明している。 かつて欧米に対抗して、
 中国や北へ防衛線を引き、多大な迷惑をかけた。 そのやり方で日本は守れなかった、忘れてはならな
 い。 議会は民主主義の闘いの場、言論、言葉で闘う為には仲間をつくっていく事が必要です。
 私たちは今の政府と違う価値観で、働く者を結集した勢力で対抗して、ともに頑張りましょう。」


坂本 浩 長崎県議会議員
「4月に年金が0.4%カットされた、物価は上がっているのに下げる変なシステム。 防衛費11兆
 円を目指すには、消費税2%にあたる増税をしなければならない。 大学の無償化で1兆8千億円、
 小中学校の給食費無償で4千3百億円と、5兆円上げる分でお釣りがくる。 生活に置き換えると、
 還元されてくる。 北のミサイルや中国の尖閣諸島への動きは、喧伝されている。 国民が危ないと
 慣らされている事が大きな原因。 弾道ミサイルは高度1000kmで、気象衛星ひまわりの軌道が
 900km、飛行機は約100kmなので、冷静に考えれば日本上空とはならない。 政府の意向、
 情報ばかりがインプットされ、感覚が狂ってきている。 みなさんと一緒に、考えないといけない。」
 
中小共闘 事務局長 (長崎地区労 書記長)
「地区労に来た労働相談で団交した内容を議案書に記載しているので見て頂きたい。 (私立K高校、
 T産業、K共済、IT会社) 職場に労働組合がないと、会社が法律みたいになる。 労働組合の組織
 率は16.9%で、未組織労働者の組織化が重要です。 1人でも入れる労働組合、全国一般長崎
 合同労組に相談頂きたい。 春闘は労働組合の大きな闘い。 政府や経営側が賃上げを言ってい
 るが、それぞれの職場の団体交渉で、どれくらいまで取れるのかの闘い。 地場中小は、定期昇給


 がない所が多く、春闘で賃上げを取り組まないといけない。 賃上げが苦しい所は、職場環境の改善
 の要求など、諦めず行う事が大切です。 先月の地区労大会で第一次推薦した、来年の統一自治体選
 挙の地区労推薦候補者、赤木幸仁 県議が立憲民主党を離党したので、除籍と重い処分になった。 
 立憲から推薦取り消し依頼があり、昨日に執行委員会と委員会を開催し、地区労としても推薦取り消
 しを確認しました。 次の候補者が決まりしだい、地区労推薦候補者全員の当選を目指していきたい。」
 

議案審議・年間活動方針案が承認され、スローガン確認を行った。 役員改選で退任あいさつ
後に、中小の各組合から2022年度新役員が勢ぞろいして、順番にあいさつを行った。


最後は参加者全員の団結ガンバローで終了しました!