第79回長崎地区労 定期大会


日 時 2022年10月22日(土)13:30〜16:10
場 所 長崎県勤労福祉会館・2F講堂


主 催 長崎地区労

長崎地区労 副議長 (長崎県職員連合労働組合長崎支部 副支部長)
「お忙しい中、来賓と代議員で参加のみなさま、心から感謝申し上げます。 ただいまから第79回の
 定期大会を開会してまいりたい。 本大会が成立要件を満たしている事を宣言します。
 大会役員の選出に入ります。」


資格審査報告(衛公労)、議長団選出(長崎県タクシー労組、建設長崎)、議事日程の確認を
(県職長崎)、選挙管理委員会報告(長崎市職労)が、それぞれ前に出て行った。
長崎地区労 議長 (長崎県教職員組合 長西総支部 )
「コロナ禍で経済的な恐怖、長崎市周辺でも多くが倒産し、空き店舗が目立っている。 政策によって
 小さな所から潰され、資本の集約がされている可能性がある。 円安で物価高、日本の国際信用が
 低下している。 国民を分断し、貧しき者は我慢しろという自民党の政策。 地区労は1946年結成し、
 今年76年目に入る。 4分の1世紀が3回、これまでの25年を分析すると今後の労働運動が見えて
 くる。 労働者の権利や生活を守る労働組合の立場から、新たな社会運動をつくっていく必要がある。」


長崎県平和運動センター 議長 (自治労長崎県本部 執行委員長)
「10月2日の平和センター大会で議長になりました。 円安で1世帯当たり、支出が増えている。 
 最低賃金が上がり、企業の賃金に最賃が追いついている。 今の賃金制度を考え、賃金を上げる取
 り組みをしないといけない。 連合は次の春闘で5%上げると言うが、この30年労働者の賃金が上
 がらなかった評価が、円安となった分析もあります。 来年の統一選挙、候補者の当選を目指したい。
 長崎地区労は来年4月に移転する、新しい会館で、発展していく事を祈念したい。」    
西岡秀子 衆議院議員
「たいへん伝統と歴史ある長崎地区労の定期大会。 昨年の衆院選で野党の国会議員が3名となり、
 地区労の果たした役割は大きい。 長崎1区で選んで頂いた想い、今後の政治活動をしてまいりたい。
 コロナ禍で地域経済の疲弊、燃料価格高騰で、年金も減額。 政府の実効性が伴わない、予算が使
 いにくい制度も問題。 支援が必要な人へ届く政策を、政府に求めていきたい。 被爆体験者の支援
 は選挙公約でもあり、しっかり進めて、国政の場で、みなさんの声をお伝えしていきます。」


池田章子 長崎市議会議員

「旧統一教会と安倍派との癒着。 私が学生の頃も危ないと言われていた。 解散命令は出せるのか。
 ジェンダー政策の遅れ、選択できる夫婦別姓は国民の7割が支持している。 国連の勧告を外務省
 が無視したLGBT。 統一教会が自民党に与えた影響は大きい。 違法行為をして人権侵害の広告
 塔になった。 物価高騰には非正規雇用からの脱却を解決しないと。 原発を54基も海岸に並べる
 日本は戦争できない。 再稼働を進め新設までしようとする。 原発事故を忘れてはならない。」


山谷よしひろ 長崎市議会議員
「夏の参院選は残念な結果になりましたが、みなさんの応援ありがとうございました。 物価の上昇が
 止まりません。 実質賃金は4月からマイナスになっている。 生鮮食品も上昇傾向で、買い控えが
 おきて経済が回らなくなる。 消費税を一旦下げるなど、何らかの緊急な経済対策が必要になって
 きている。 コロナ禍での失業。 失業者の事を考えた政策を国にしてもらいたい。 白黒させるば
 かりでなく、グレーゾーンの解決も議員の仕事。 来年の統一選で地方議員を増やしていきたい。」
長崎地区労 書記長 (全国一般長崎地区合同支部 書記長)
「2021年度の一般経過報告の審議・承認と、2022年度の第1号議案提案・運動方針(案)に、
 第2号議案提案・会計予算(案)の討論、採決を順に行っていきます。 第3号議案は、地区労会館
 移転について。 正式には、一般財団法人長崎地区労働福祉会館です。 長崎市役所が公会堂跡地に
 新庁舎を建てて駐車場確保の為、立ち退きの申し出でがあり、協議を重ねて長崎市役所金屋町別館と


 交換することが、長崎市2月議会で採決された。 会館全体で来年4月、移転になります。
 2023年4月には、統一自治体選挙があり、地区労の政治局員である長崎県議を、長崎市区から
 2人、西彼杵郡1人、長崎市議4人、長与町議1人を地区労推せん議員として今大会で決定したい。
 地域労働運動を担う、地区労としての責任を果たすため当選にむけて全力をあげることとする。」
 

長崎地区労 会計監査 (西海市職員組合)
「決算及び会計監査報告。 長崎市職労と労金労組の3名で会計監査を実施し、会計帳簿と証拠
 書類を照合の結果、決算書のとおり相違なく、適正かつ正確に運用・会計処理がなされています。」


2022年度の第1号、2号議案(運動方針と予算)を提案、議案討論後に拍手で採択された。
長崎県職員連合労働組合 執行委員長 
「県庁生協へのご支援をお願いしたい。 1951年に非営利団体として、福利厚生の一環で立ち上げ、
 コロナ禍でリモートワーク時差出勤の中、売上が落ちている。 離島にも売店があるが売上は伸びな
 い。 旅行事業も取り扱い廃止で、出張も少なくなり厳しい状況。 物販の支援を行っており、今回は
 『長崎の変』プロジェクト タオルの物販を、各組合のみなさん、どうかよろしくお願いします。」  


長崎県タクシー労働組合 副執行委員長  

「県タクへの対策会議を地区労で立ち上げて頂き、日々地区労の各組合のみなさんのタクシーご利用
 に、この場を借りて感謝を申し上げます。 (観光、浦上、朝日、共和、長与、平和、タクシー各社)
 11月9日に県の労働委員会があり、今後もご支援をよろしくお願いします。」
 

長崎地区労 執行委員 (長崎県職員連合労働組合長崎支部 支部長)
「大会宣言(案)を読み上げます。 私たちは第79回定期大会を開催し、平和・民主主義、生活と権利
 を守る闘い、反戦・反安保・反核・脱原発、憲法改悪阻止の闘い、労働法制改悪を許さない闘いと、
 争議組合への支援、政治闘争に全力をあげて闘い抜く運動方針を決定した。
 ロシアのウクライナ侵攻は、原材料の価格を高騰させ、さらに円安の影響で、雇用と生活に影響を
 きたす事態となっている。 岸田政権は防衛費をGDP2%以上に倍増しようとしている。 しかし、
 過去の歴史から戦争がどれだけ悲劇と損害をもたらすか明らかであり、武力で解決はできない。
 

 戦争への道につながる動きを断固阻止しなければならない。 労働組合の真価が問われている。
 労働組合の組織率は依然として低いままである。 組織率の低下は、働く者の賃金、労働条件の
 引上げや労働環境の悪化を招いている原因でもある。 労働組合、地域共闘は、労働者の闘う砦
 であり、世の中の不条理に立ち向かい、社会的弱者や社会構造のゆがみの問題など、社会的責任
 を果たし、社会的影響力を持つ存在でなければならない。 未組織労働者、非正規雇用労働者との
 連帯、受け皿が大切である。 今こそ、労働者の尊厳と人権を守る地区労が求められている。」
 


長崎地区労 副議長 (長崎バスユニオン 執行委員長)
「本大会で確認した運動方針に基づき、各職場で活かしていきたい。 賃金が上がらず物価は上がっ
 ている。 春闘は来年こそが賃上げ獲得のチャンス。 統一自治体選挙にまずは勝利し、政権を変
 えれるように繋げていきたい。」


議長団と大会役員及び書記解任。 最後に参加者全員で団結ガンバローを行って、第79回定期大会
は終了しました。 コロナ禍ですが来賓枠をOBを除き戻しました、多数の参加ありがとうございました。

長崎県建設産業労働組合 執行委員長 (長崎地区労 執行委員)
「地区労の執行委員を3年しましたが退任となります、大変お世話になりました。 建設長崎は、大工や
 左官、塗装、鳶職など建設職人で一人親方として働く仲間の組織。 職人を雇う仲間もおり、特殊な
 組合。 運動の中身も、適正賃金の確保、中小零細で仕事確保を中心に展開しています。 
 建設業特有の重層枠の中、通常の運動と違う事もありますが、これからも運動に参画していきたい。」 


九州労働金庫労働組合 長崎支部 長崎分会長 (長崎地区労 会計監査)
「地区労の会計監査から始まって、労働運動や平和運動を行ってきました。 今回で退任します。
 労働組合の体験をココから始めて、貴重な経験となりました。 労金も若年層が多いので、これから
 も地域活動に、春の選挙も協力してがんばっていきたいです。 今後もよろしくお願いします。」


大会スローガン確認を議長団が行い、役員改選を選挙管理委員長が読み上げた。 
長崎地区労を今期で退任する執行委員があいさつを行った。  
新たに各組合から選出された新年度の執行委員たちが勢ぞろい。 順番にあいさつを行った。