第78回長崎地区労 定期大会


日 時 2021年10月16日(土)13:30〜16:45
場 所 長崎県勤労福祉会館・2F講堂


主 催 長崎地区労

長崎地区労 副議長 (長崎県職員連合労働組合長崎支部 副支部長)
「ただいまから第78回の定期大会を開会してまいりたい。 今、岸田内閣は解散し、衆議院選挙に突
 入した。 私たちの取り組みは政治に大きく左右される。 衆院選を勝ち抜いて勝利していきたい。
 大会役員の選出に入ります。」


資格審査報告(衛公労)、議長団選出(県教組・長西総支部と、県職長崎支部)、議事日程の確認を
(長崎県タクシー労組)、選挙管理委員会報告(長崎市職労)がそれぞれ前に出て行った。
長崎地区労 議長 (長崎県教職員組合 長西総支部 )
「岸田内閣は野党のプランを丸パクリし、議事政権交代をアピールし、これまでの失政を隠そうとして
 います。 アベノミクスなど、一部の金持ちに有利な政策。 国の予算で株価を操作した罪は重い。
 森友・加計に隠蔽、改ざんで、誠実な公務員のいのちを奪った。 総括なく新しい道に踏み出せる
 はずはない。 隣の同僚、ともに暮らす家族を救うんだと、地区労運動を進めてまいります。」


長崎県平和運動センター 議長 (長崎県教職員組合 執行委員長)
「日本社会の異常な状態を正す選挙。 かつて自民党内で権力が分散していた55年体制。 一定の
 ブレーキをかける野党に社会党があり、政治は1955年〜1986年にかけて安定していた。 自民
 党は変質し、権力が官邸に集中する。 チェック&バランスが働かず、忖度を生む。 国民の中に鬱
 積した不満。 異常な状況を直す必要がある。 新しい道を、労組の力が進化した運動をめざしたい。」  
西岡秀子 前衆議院議員
歴史と伝統ある長崎地区労の定期大会。 呼んで頂き、御礼申し上げます。 国政に送って頂いて
 長崎の課題に取り組んでまいりました。 コロナ禍で日本が抱える問題が明確になりました。 自民
 党政治は変わる事はありませんでした。 国民の声が政治に届いておりません。 自民党は巨大な
 組織、権力との闘い。 長崎1区の野党の議席を、地区労のみなさまのお力を持って2期目も続け
 ていきたい。 これからもよろしくお願い致します。 決意表明とさせて頂きます。」


池田章子 長崎市議会議員

「新型コロナで困窮者の救済もなく岸田内閣は解散。 総裁選の時にリベラルな事を言って、新しい
 資本主義はアベノミクスの継承。 分配すると言う、具体的な政策はありません。 公文書の書き
 換え、平気でウソをつくのが日本の保守の伝統なのでしょうか。 非正規雇用は特に職を失い収
 入減。 子どもの食費を削って暮らす、シングルマザーたちの失業。 女性へのDVも増えて女性
 の自殺が増えています。 政治の貧困、格差や貧困を正し、政治を取り戻したい。」


山谷よしひろ 長崎市議会議員
「1997年から平均賃金は右肩下がり、他の国は上がっている。 男女の格差も問題。 私が住んで
 る街も子どもが少ない。 子ども1人育てるのに幼稚園から大学までかかりすぎ、経済的に苦しくな
 り暮らしていけない。 コロナの影響で、解雇や雇止めが全国で11万人を超えている。 誰のせい
 でしょうか、自己責任なのか、いのちと暮らしを支えるのは政治の責任。 政治が判断すれば、賃
 金も上げられます。 国民からの信頼を失っている政治。 みなさん、一緒に政治を変えましょう。」
長崎地区労 書記長 (全国一般長崎地区合同支部 書記長)
「2020年度の一般経過報告の審議・承認と、2021年度の第1号議案提案・運動方針(案)に、第2
 号議案提案・会計予算(案)の討論、採決を順に行っていきます。 長崎県の最低賃金は審議会で
 使用者側が反対する中、決着し821円となった。 長崎バスユニオンの闘争は解決し、支援に感謝
 申し上げたい。 全国的にも名ばかり労働組合が増え、組合員の雇用や権利が失われている。 


 労働運動の原点を示し、団結こそが労働者の武器と、地域の連帯が実証された。 労働相談で解雇
 やパワハラなどあり、一人でも入れる合同労組に加盟してもらい、交渉して解決を図っています。 
 解決後は組合を抜ける人もいるので、ひとつの会社で数人でグループを作り、組合を結成して、労働
 運動を継続していくのが望ましい。 コロナ禍で労働講座が開催できませんでしたが、労働者として
 理論武装できるように、今後も考えながら継続していきたい。」
 

長崎地区労 会計監査 (西海市職員組合)
「決算及び会計監査報告。 長崎市職労と労金労組の3名で会計監査を実施し、会計帳簿と証拠
 書類を照合の結果、決算書のとおり相違なく、適正かつ正確に運用・会計処理がなされています。」


2021年度の第1号、2号議案(運動方針と予算)を提案、議案討論後に拍手で採択された。
長崎県タクシー労働組合 副執行委員長  
「県タクへの対策会議を地区労で立ち上げて頂き、各組合からの様々なご支援ありがとうございます。
 タクシーご利用に御礼申し上げます。」 (観光、浦上、朝日、共和、長与、平和、タクシー各社)


長崎バスユニオン 書記長
「福岡高裁で地裁以上の判決が出され、会社側から謝罪があり、車両問題は5月26日に解決、労働
 協約も7月1日に締結され、組合事務所も会社から提供を受け、地区労会館から引っ越し活動して
 おります。 5年を超える闘いの勝利は、地区労の組合のみなさんのおかげ、御礼申し上げます。」


長崎県教職員組合 長西総支部 書記長
「査定昇給の導入で働く仲間が分断される事を危惧する。 教育は明日、評価がでるものではない。
 給食センターの集約を強く進め1万2千食も作って、子どもの食の安全は大丈夫か。 何かあった時
 少ない人数で対応できるのか。 新たな課題に地区労とともに交渉しながら進めていきたい。」

長崎地区労 執行委員 (長崎県建設産業労働組合 副執行委員長)
「大会宣言(案)を読み上げます。 私たちは第78回定期大会を開催し、平和・民主主義、生活と権利
 を守る闘い、反戦・反安保・反核・脱原発、憲法改悪阻止の闘い、労働法制改悪を許さない闘いと、
 争議組合への支援、政治闘争に全力をあげて闘い抜く運動方針を決定した。」


長崎地区労 副議長 (長崎バスユニオン 執行委員長)
「今大会で各組合から様々な報告がありました。 一人ひとりの組合員を守る闘い。 長崎バスユニオ
 ンの闘いは、地区労に結集して闘う地域共闘と、労働組合の存在意義を全国に示し、労働者に勇気
 を与えたと思います。 衆院選勝利に向けてガンバリたい。」


議長団と大会役員及び書記解任。 最後に参加者全員で団結ガンバローを行って、第78回定期大会
は終了しました。 コロナ禍が続いていますが、多数の参加ありがとうございました!

全国一般長崎地区合同支部 副委員長
「合同労組の仲間のガンバリ。 今、1名のみ組合の職場が5つある。 長崎市内大手で、パワハラを
 受け、会社からの退職勧告を撤回させた。 会社の何が問題か、職場で仲間と声を上げる必要があ
 る。 地域とどう関りをもっていくか、地区労の制度政策要求にも反映させていきたい。」


郵政産業労働者ユニオン長崎中郵支部 書記長
「正社員との待遇格差があるとした、郵政ユニオン集団訴訟は、最高裁判決が出され、長崎でも今年
 3月に和解となりました。 2つの手当は廃止され、同一労働・同一賃金を、正社員の待遇を下げて
 実現してきた内容です。 絶対認められない、運動を進めていきたい。」


郵政産業労働者ユニオン長崎中郵支部 執行委員 (原告団) 
「期間雇用の待遇改善に、応援を頂き感謝、御礼を申し上げます。 和解したと言っても、一部の手
 当てと休暇だけ。 これから基本給、ボーナスも争っていきたい。 ご支援をお願いします。」   
長崎地区中小共闘 議長 (長崎衛生公社労働組合 執行委員長)
「退任あいさつをします。 地区労の執行委員を長くしてきましたが、来年3月の定年で再雇用になりま
 す。 衛公労の委員長も退任し、中小共闘の議長も12月大会で降ります。 ありがとうございました。」


長崎地区労 執行委員 (西海市職員組合 書記長)

「先日、西海市職の書記長になり、短い間でしたが退任となりました。 後任には、入れ替わりで西海
 市職から、前書記長が地区労の執行委員となります。 よろしくお願いします。」


大会スローガン確認を議長団が行い、役員改選を選挙管理委員長が読み上げた。 
長崎地区労を今期で退任する執行委員があいさつを行った。  各組合から選出された新年度の執行
委員たちが勢ぞろい。 順番にあいさつを行った。