長崎地区労 書記長
「長崎バスにあった、総評と同盟の労働組合がひとつになり、会社の労務管理が厳しくなっていった。
 このままではダメだと、闘う労働組合長崎バスユニオンが結成されて、多くの組合差別が行われた。
 これは地区労への攻撃であると、支援共闘会議を結成し支援してきました。 団体交渉で解決でき
 ず、裁判闘争となり今回、福岡高裁でも完全勝利判決となりました。 国労闘争でもそうでしたが、
 闘いの中で成長します。 会社の不条理にストライキで闘うのが原点。 組合員と家族の団結に、
 仲間の支援連帯の力で勝利し、心から喜びたい。 参加議員の紹介をします。 坂本 浩 長崎県議
 会議員、池田章子 長崎市議会議員、中里やすのり長崎市議会議員、あべみやこ長与町議会議員。」


長崎地区労 議長
「支えてくれた各組合団体組織のみなさんに、感謝申し上げたい。 この闘いをそれぞれの職場にも
 活かして連帯していきたい。 勝利判決を受けて、ようやく組合としてスタートライン。 あたり前の
 事があたり前になった。 郵政ユニオンは非正規の格差解消を求める闘い。 全国一般では瓊浦
 高校の職員が待遇改善で、裁判闘争に立ち上がった。 長崎バスユニオンの闘いに励まされ、闘
 う姿勢が全国に広がっています。 これからも地区労は腹を据えて、共に闘っていきましょう!」

  
長崎バスユニオン 執行委員長
「11月19日スカッとする判決を高裁が出してくれて大変、喜んでいます。 4人の名誉を回復し、
 懲戒も撤回させた。 ようやく判決を会社は受け入れて、解決へと舵をきってきたのかと思う。 
 組合を結成して間もなく5年。 腕章も4年半ずっとでボロボロ、支部の組合旗も長い月日、雨風
 で痛んで換えてきた。 この時間は長かったが、こんなにスンナリ終わっていくものかと。 
 4人は12月3日に元の職場に戻りました。 後は最後のツメ、県労委と中労委の和解勧告へ会
 社が応じるか。 まだ闘いは続きます、今後もご支援をお願いしたい。 4人の原告から一言、順
 に御礼のあいさつをします。」


長崎バスユニオン (4人の原告団)
「家族もあり無実を晴らすため、地裁判決からようやく普通の生活に戻りつつあります。」
「中川弁護士や、みなさんに感謝したい、これからも、よろしくお願いします。」
「3年3ヵ月ぶりに元の職場に戻れました。 ありがとうございました。」
「地区労のみなさんのおかげで耐える事ができました。 判決が出て、子どもにバンザイで迎えられ、
 涙がでるほど嬉しかった。 団結の力はスゴイ、本当にありがとうございました。」


最後に、参加者全員で団結ガンバロー!で終了しました!!
 
長崎バスユニオン闘争支援報告集会


日 時 2020年12月8日(火)18:00〜19:00
場 所 長崎県勤労福祉会館・2F講堂


主 催 長崎地区労/長崎バスユニオン支援共闘会議
中川弁護士 (諫早総合法律事務所)
「福岡高裁の判決は、長崎地裁よりもさらに厳しい事を言っている。 4人の原告は、組合を変わり担
 当車両を取り上げられ、同僚に文句を言って、出勤停止の処分となり、遠方に転勤命令が出された。 
 会社はこれまで暴力をふるった人に出勤停止はあったが、口だけ言った人には、そこまではなかっ
 たので扱いが重い。 判決で出勤停止も転勤も無効となった。 組合を変わった事で担当車両を失
 う事は、多数派労組を利するだけと書かれてある。 裁定文に福岡高裁は厳しい見方をしている。


 4人いっぺんに行った転勤命令には業務上の理由がない。 会社が言ってる根拠は証拠がないと、
 転勤は無効と判決で強く言われている。 長崎バスは交通費がなく、ほとんどの乗務員は就業場
 所の近くに住んでいるので、通勤距離が延びれば不利益になり、会社は損害を賠償する必要があ
 る。 慰謝料は少なかったが、ガソリン代を1km15円で払えとなった。 会社は、多数派労組を利
 する結果をしていると言われて、長崎地裁を上回る判決が福岡高裁で認められた。


 会社に嘆願書を出した件の判決。 多数派労組がしたものであり、組合幹部から指示されていた。
 桜の里営業所で、バスユニオンの組合員が職場秩序を乱しており、彼らがいない健全な職場にし
 ていただきたいという嘆願書。 何も知らずに乗務員たちが署名させられ、後で裁判に出された。 
 彼らはバスユニオンに移り、言われるがままに署名したと裁判で証言した、こんなイイ証言はない。
 これが証拠となり、嘆願書は撃破された。 これまで会社側と多数派労組がやった事は、どんなに
 

 ヒドイ事かとなった判決。 組合を変わったら担当車両から降ろした不当労働行為を会社は認めて
 いるが、被害を受けた人を現状に戻さないといけないが、会社は将来平等にすれば過去は謝罪し
 なくていいと言う。 自分の責任を棚上げにする会社。 組合と合意まで車両配分は停止であり、
 今オオズメで和解交渉をしている。 こんなにたくさん争議を抱えた組合は初めて。 長崎バスユ
 ニオンの闘いで勇気づけられ、裁判闘争になった人が多いんです。 いろんな影響を与えた裁判、
 やってよかった。 労働判例として掲載され、歴史に残る判決となった。」