集団的自衛権の行使容認は許さない!
6・22ながさき集会


日 時 2014年6月22日(日)13:30〜
場 所 長崎県教育文化会館・2F大会議室
主 催 戦争への道を許さない!ながさき1001人委員会
長崎県平和運動センター 事務局長
「集団的自衛権行使について憲法を変えずに、一内閣で容認してしまおうと与党間の協議が進められている。
 1001人委員会を発足し、賛同拡大に取り組んできたところであります。」


土山さん (元長崎大学 学長)
「なぜ早く決めてしまえとなるのか。 何がなんでも決めてしまえば、こっちのものと急いでいる。 日本の自
 衛隊は志願制。 少子化で減りつつあるので危機感がある。 アメリカから加勢してくれと言われたら日本
 はNOと言えず足りないので徴兵制を敷くことで、有無を言わせず徴用することになる。 今までは憲法9条
 で平和外交を展開してきた。 安倍総理は平和外交での実践は、やっていない。 総理失格である。 こう
 いう場で個人を持ちだして批判するのはよくないが、公人としての首相なので批判します。」


原水爆禁止日本国民会議 議長
「先の大戦で広島・長崎の他、沖縄の地上戦に東京・大阪などの大都市の空襲をもとに、平和憲法はつくら
 れた。 海外へ出ていく事は絶対ないと言っていた、安倍総理の祖父や叔父さんの議員が言っていた事を
 否定し戦争へ参画しようとしている。 中国は貿易相手、謙虚で友好な関係を示し外交手腕を発揮すべき。
 これから若い人たちは召集され、戦争に行かなくてはならなくなる。 その時、私は反対だと言えるでしょ
 うか。 今は言えるんです。 大きな声で反対と言っていただきたい。」 


舟越さん (長崎大学名誉教授)
「かつて長崎の長マーク入りの新型魚雷を真珠湾で使い、戦争が始まった。 同じ事を繰り返そうと言うのか。
 自衛隊が海外に出ていくと、日本人が救われるんではなく、そこから日本全土が戦争になっていくのが真実。
 売られていないケンカを、こっちから始めていくのが真実。 戦前と今と違うのはマスコミの役割。 今日も多
 くのマスコミの方が来ておられます。 戦争に反対しないマスコミは役に立たない。 報道しだいで世論調査
 の数字は変わります。 いのちを守る存在になっていただきたい。 記者さんの健筆に期待します。」
大村地区労 議長
「6月8日の大村菖蒲祭りの前日に、戦争をさせない1000人委員会のホームページのビラを配りながら、
 街頭署名を行いました。 大村市は陸上・海上自衛隊があり、ソマリアへのヘリも飛んでいる。 実際に
 行くのはそこに勤める若者たち。 どの程度関心があるのか、集団的自衛権行使は絶対に反対だとアピ
 ールしました。 みなさんは結構わかっていましたが、賛成の人もいました。 集会の様子もTVで流れま
 すが、署名がとれなくても、やっていかないと広がらない。 私たちの報道はむしろ歓迎されると思う。」


長崎県平和運動センター 議長
「解釈改憲に向かうカウントダウンが始まっている。 海外で自衛隊に武力行使をさせない正念場。 これ
 からの行動を提起させていただきます。 戦争をさせない全国署名の第1次集約を、官邸は受け取りを拒
 否した。 安保法制懇は違う意見は排除したが、後日受けとった。 閣議決定の強行に対して、情勢を見
 ながら緊急集会を予定しています。 力を貸していただきたい、各組合は積極的な参加をお願いします。」
中川弁護士 (長崎県弁護士会)
「なぜ弁護士が揃って声明を出すのか。 思想的な立場を超えて、法律家として見た場合に無理があるから。
 世の中におこった問題は、すべて法律に書いていないので解釈になる。 集団的自衛権の概念はなく、行
 使容認は解釈の範囲を超えている。 それなら、憲法を変えて明記しましょうとなるのでありえない。 誤っ
 た政令が出され、おかしな法律になる。 三権分立なので司法が調査し、判断するが日米安保条約は裁判
 所は審査できない。 裁判になっても司法で救済できない可能性もある。 高度に政治的だと司法の審査
 の範囲外になる。 三権分立があやしくなる例もある。 解釈改憲反対の声を、みなさんと強めていきたい。」


長与九条の会 事務局長
「長与町では議員の提案で昨年12月に特定秘密保護法の撤廃を求める意見書が可決されました。 今回は
 町民レベルで取り組み、総務委員会で集団的自衛権行使容認反対の請願が採択された。 6月13日の長
 与町議会の最終日の本会議を傍聴しました。 議員さんの討論がじつに活発で、最終的に賛成多数で可決
 されました。 感激して喜びました。 私たちの活動は思想信条、立場の違いを超えて結集した団体です。
 長与町は被爆地域で、長与町宣言は憲法9条を守る事と一体であり、大事にしていくように努めています。」


I女性会議ながさき 議長
「職場から、あらゆる男女差別をなくす活動をしています。 平和センターの署名なども取り組んでいます。 
 自分の声をのせて自分たちの言葉で送ろうと、戦争反対を訴えハガキ行動も行っています。 戦争が起き
 ると弱いところにくる。 女性は虐げられる。 平和なくして女性の解放はない、男女平等もない。 安心し
 て暮らせる日本の国を取り戻さないといけない。 これからも平和にむけてがんばっていきたい。」