銭座防空壕群の保存を求めるスタンディング


日 時 2018年11月22日(木)9:00〜10:00
場 所 長崎市宝町バス停前 新幹線工事現場


主 催 銭座防空壕群を保存する連絡会
在外被爆者支援連絡会 共同代表 (被爆二世教職員の会)
「市民のみなさん、この防空壕は捕虜が掘り、原爆で避難した防空壕です。 銭座防空壕群の保存
 を求めてスダンディングを行っております。 15ヵ所発見され、現在残るのは4ヵ所です。 長崎市
 の当局と交渉しても聞く耳をもたなかったが、案内板を立てると譲歩してきました。 私たちは新幹
 線に反対ではないが、トンネルの橋脚に被爆遺構が埋もれてしまう事がないようにしたい。」


銭座防空壕群を保存する連絡会 共同代表 (西坂銭座勤労協 会長)
「地区労のみなさんと、保存する連絡会を結成して、防空壕の保存を求め今日まで活動してきました。
 先日、新幹線トンネル出口は開通し、11ヵ所の防空壕は破壊されました。 なんとか残して原爆と
 悲惨な戦争を忘れないようにできないかと、長崎市に申し入れをして長崎市議会にも要望してきま
 した。 みなさんと一緒にがんばって求めていきたい。」

長崎地区労 前書記長
「戦時中ここに避難した戦争遺構、被爆遺構であり歴史的な意味もあるのに、長崎市は残せない
 理由を明確に答えていない。 国や県、市が出す建設費用は全て税金。 完成したらJR九州に
 移管し使用料を払う。 現在の特急かもめより高くなり、新幹線の特急料金に上乗せされます。
 博多まで30分短くなるか、ならないか。 諸手を挙げて賛成できるものでもナイ。 長崎市は、
 工事強行の姿勢を崩してはいない。 今後も一緒に闘っていきたい。」 


坂本 浩 長崎県議会議員
「みなさん方と一緒に運動によって半歩前進、最終的にホンモノの防空壕を残せれば、後世にも
 戦争中や戦後を語る。 長崎市の姿勢は核兵器廃絶地球市民集会など取り組みがありますが、 
 基本は地域にある、こうした戦争被爆遺構を残す事に意味がある。 被爆から73年、被爆者は
 亡くなったら伝えていけない。 被爆地長崎が平和都市なら、平和や人権に県や市が気が付い
 ているか疑問を持たらずをえない。 ひとつでも二つでも可能な限り、残してもらいたい。」
西坂銭座勤労協 幹事 (全国一般長崎合同労組)
「この問題について、11月29日(木)18:30から銭座小学校横の公民館で集会を行います。
 みなさんと一緒に防空壕が残せるよう、多くの方に広げてもらいたい。 残された時間は、あと
 わずか。 集中的にやっていきたい。 最後にシュプレヒコールを行って終了します。
 長崎市は、銭座防空壕を残せ!!銭座防空壕を保存・活用せよ!!」