銭座防空壕群を保存しよう!
スタンディング行動100回記念


日 時 2018年 9月 7日(金)9:30〜10:30
場 所 長崎市宝町バス停前 新幹線工事現場


主 催 銭座防空壕群を保存する連絡会
銭座防空壕群を保存する連絡会 共同代表 (西坂銭座勤労協 会長)
「防空壕を保存するよう求めた抗議のスタンディングを毎日続けて100回目。 防空壕の新たな証言
 は、原爆後に憲兵がいて避難を誘導した。 中に入ると捕虜の外国人が20人近く入っていて水を飲
 ませてくれたと言う。 11ヵ所の防空壕の内、7ヵ所は潰されました。 今、残っているのは4ヵ所。 
 あきらめる事なく、みなさんと一緒に抗議の意思を示していきたい。」


在外被爆者支援連絡会 共同代表 (被爆二世教職員の会)
保存する連絡会を結成して、貴重な防空壕群を残そうと、福岡の鉄道運輸機構や長崎市と交渉を
 してきました。 何度も話し合いをしてきたが、聞く耳は持たない。 どういう保存をするか考えるべ
 きだが、残そうという意思がありません。 破壊が続き、長崎市から被爆遺構が無くなってきている。 
 県庁の第3別館は長崎市に残された最後の大型被爆遺構。 これからの課題となる。 長崎県にも
 被爆県としての役割を求めて、なんとか残すよう考えていきたい。 戦争や原爆の遺構は残すべき。」
 
坂本 浩 長崎県議会議員
「貴重な被爆遺構に対して長崎市の認識は本当に被爆地なのか。 長崎県の担当の方に話をして
 います。 こうした取り組みを検討して頂き、被爆県としての役割りを求めていきたい。」


西坂銭座勤労協 幹事 (全国一般長崎合同労組)
「これだけの連続した防空壕群は、長崎では見た事がありません。 長崎市は検討すらしない事に怒
 っています。 爆心地から2km以内なので、あきらめず現物を残すようにしていきたい。」


長崎地区労 前書記長 
「防空壕はどこにでもあるが、ここは違う。 捕虜が堀り原爆で避難し、いのちを永らえた。 防空壕は
 私有地にみんな掘っていた。 私有地を残せとは無理だが、ここは鉄道運輸機構の所有。 完成し
 た後は、長崎市が管理する公共の用地となる。 残そうと思えば残せるし、残すべきだ。
 新幹線のトンネル工事の進捗は、あと30m程で来る。 宝町バス停の所に大きな橋脚ができて、
 国道を渡る。 長崎市が理解するか、しないかの問題。 みなさんと力を合わせてがんばりたい。」


各団体・組織からのあいさつの後、最後は団結がんばろうで終了しました!