BSL4施設中止連 決起集会


日 時 2017年3月28日(火)18:00〜19:00
場 所 長崎原爆資料館ホール


主 催 BSL4中止連 設立準備委員会
吉武さん (長崎大学教授) 
「ただ今から、BSL4施設設置の中止を求める自治会・市民連絡会設立集会を開催致します。
 各町から呼びかけ自治会として、BSL4施設の坂本設置に反対する自治会連絡会の会長が
 主催者として就任となりました。 呼びかけ人は長大の教授や名誉教授たちに、支援団体は
 長崎県平和運動センターと長崎地区労と、長崎大学バイオハザード予防研究会です。」


BSL4中止連 会長 (上野町東部自治会 会長)
「長崎大学が住宅地に危険なウイルスを持ち込む事に、これまで反対の声を上げてきました。
 ひとたび漏れればエボラウイルスは長崎に拡散し住民が犠牲者になり、風評被害を及ぶの
 は福島と同じ。 造らせるわけにはいきません、多くの方に知って頂きたい。 市民のみなさ
 まにご理解頂き、一緒に声をあげて安全・安心の為、施設の中止を要求していきたい。」
舟越さん (長崎大学名誉教授)
「長大を定年して5年、私は法律が専門で大学の授業は憲法が中心でした。 医学の事はわかり
 ませんが、原爆を乗り越えた人たちだからエボラも乗り越えられるとは傲慢です。 どういう意味
 で言ったのか、不安な気持ちをどれだけ理解できるでしょうか。 大学に県や市と国をあげて支
 援となれば、匹敵するのは沖縄の新基地建設に石木ダム建設の反対運動。 ウソをつく内閣、
 ウソをつく政治家がいる日本は危険だ。 政府はもうすぐ変わる、この運動に取り組みたい。」


平野町山里自治会 会長
「地元自治会連絡会が結成され2年が経過しました。 地域住民の声を無視して、坂本キャンパス
 の近隣住民を説得して強行する大学に憤りを感じる。 原爆で破壊された浦上、平和の町になり
 多くの観光客が訪れます。 万一の事故が起きたら住民をはじめ多くが犠牲になります。 住宅
 密集地に絶対に造らせる訳にはいきません。」


本原自治会 会長
「地域の会議で自治会長でありながら、賛成意見を言われるのも事実です。 大学の安全神話を
 信じるのではなく、真剣に議論する問題。 火災やテロ、ヒューマンエラーにウイルス感染の動
 物が逃げるなど、国は一から設置場所を考えてもらいたい。 イデオロギーを超えて人として一
 緒にご支援をお願いします。」
 
長崎県平和運動センター 議長
「女の都で自治会長もしています。 昨年からBSL施設への動きが進み危惧をしています。 施設を
 造った場合、一住民としても危険だと思う。 原発でさえ人里離れた、人があまり住んでいない所に
 あるのに、住民が多数いる街中に造るのは断じて許せない。 一緒にがんばっていきたい。」


長崎地区労 議長
「住民の方を中心に地域で反対し、大きく広げた方がいいと賛同団体に入っています。 平和に生活
 する権利が奪われる、住民反対の声を聞かず、抑えつける行政のやり方は原発や沖縄と同じ構図。 
 住民だけの問題だけでなく、市民や県民の問題として多くの団体・個人に運動を広げていきたい。」
   
木須さん (長崎大学名誉教授)
「BSL4中止連の事務局長です、中止連では今後支援団体を増やしていきたい。 他の町からも
 住民有志の方や個人も加わって頂きたい。 万一の事故が起こったら国から職員を派遣すると
 言うが遅い、長崎全体が封鎖される。 経済活性化の為に必要だと言うが、経済をこういうのに
 頼ってはいけません。 貧しい心根がイヤですね。 一旦事故が起これば致命的な施設と共存
 はできない。 事故は起きないと言う安全神話、さすがに最近は起きにくいように造ると言うが、
 リスクゼロにはできない。 住民に事故が起きる可能性を覚悟しろとは受け入れられない。
 このくらいのリスクは平気、我慢すべきと言う人もいますが、住民の理解が進んだ事実ではない。
 長崎では基礎研究で常時ウイルスが存在し、わからない中身の研究は、特定秘密保護法で市民
 に知られる事はありません。 今後、署名活動へもご支援をお願いしたい。」


高辻さん (長崎大学教授)
「放射線実験のやり方を見て、法律を守れとやりやったが、到底安心できない。 注意しても危険
 がある、同じ大学でも残念ながら自分たちのヘタさ加減を自覚できていない。 みなさん、反対
 していきましょう。」