被爆76周年原水爆禁止世界大会・
長崎大会 閉会行事



日時 2021年8月9日(月) 9:00〜
場所 長崎県立総合体育館 メインアリーナ


非核平和行進
日時 2021年8月9日(月)10:00〜11:02
場所 長崎県立総合体育館〜爆心地公園
原水禁 長崎大会 まとめ集会
第1分科会 運営委員 (自治労)
「分科会の報告をします。 世界中に約1万3千発の核兵器があり、核兵器廃絶への道筋が、2021
 年1月ウィーンでの締約国会議。 長崎の被爆生存者も3万人を切っており、継承が今後の課題で
 す。 国会議員が核禁条約への賛同は28%と低い結果でした。 携帯から見る事もできます。」


第2分科会 運営委員 (北海道)
「日本の核サイクルは問題だらけ。 ウラン鉱石の採掘は先住民の被爆、土地の環境汚染もあります。
 輸送はスエズ運河も通れず、原発はCO2が多くなる発電です。 海上事故があれば海が汚染される。
 電力会社は脱原発を実現すべき。 『日本と原発4年後』の映画も見て頂きたいです。」 


第3分科会 運営委員 (社青同) 
「被爆二世の活動からも聞くことができる、原爆の非人道性。 被爆者にとっては思い出したくない。
 高校生平和大使の役割は、同世代への関心と、次は後輩たちにという想い。 被爆継承に残された
 時間はわずかしかありません。 戦争反対と、核廃絶を引継ぐのは私たちの責任です。」 

 
第4分科会 運営委員 (日教組)
「戦争中は言いたい事も言えず、学校で竹ヤリの練習、先生が人殺しを教える事に衝撃を受けました。
 防空壕は戦力になる上の学年から入り、1〜2年生は敵機が飛ぶ中、家に帰される。 いのちの選
 別。 平和教育の間口を広くして、今日の聞き手がこれからの世代になっていきたい。」
 
原水禁日本国民会議 事務局長
「2週間前に、都府県によっては参加が見合わせとなりました。 参加のみなさんに、感謝申し上げ
 ます。 分科会で高校生たちの報告から学ばせてもらいました。 被爆の意味、決して揺らぐ事が
 ない運動。 自分たちが当事者だと自覚して、学んだ事を地域や職場で広げる事を望みます。」


長崎県平和運動センター青女協 常任幹事  
「被爆76周年原水爆禁止世界大会・ナガサキアピール(案)を読み上げます。」 (下記に一部抜粋)


自治労長崎県本部 執行委員長 (長崎県平和運動センター 副議長)
「被爆者に残された期間は多くない中で、広島の黒い雨訴訟で健康手帳の公布が始まった。 長崎の
 被爆体験者訴訟も、同様に対応を求めたい。 核兵器禁止条約が発効され、被爆国であるにも関わ
 らず、反対する事は被爆者を冒涜している。 日本政府に、最低でもオブザーバー参加を求めたい。」
 
長崎県平和運動センター 事務局長 
「各団体組織からの献納・献花に引き続いて、原水禁日本国民会議 共同議長らが参加者の代表で
 献花します。 サイレンにあわせて原爆投下時刻、11時2分に黙とうを行います。
 被爆76周年原水禁長崎大会は全日程終了となります。 参加のみなさん、お疲れさまでした!」
自治労長崎県本部 青年部長 (原水禁長崎大会実行委員会 司会)
「原水禁長崎大会、閉会行事をはじめます。 集会終了後に爆心地公園まで、約1.2Km平和行進を
 行います。 中心碑に集まり献花して、11時2分に参加者全員で黙とうをします。」


原水爆禁止日本国民会議 共同議長

「原水禁大会への参加、ありがとうございます。 核兵器禁止条約が発効され、我が国は賛同もせず
 何もできない政府の対応に怒りと失望を禁じえません。 戦争被爆国と言いながら、なんという対応。
 被爆者は年々減少しているのに、被爆者を被爆者と認めない。 全ての被爆者に、被爆者手帳を公
 布すべきです。 戦後76年平和は保たれた。 平和憲法を守る闘いを強化し、実効あるモノにする
 ため核禁条約への賛同を早急に政府に求めたい。 流れを変えないといけません。 闘う以外にない。
 核も戦争もない21世紀をめざして、ともに頑張りましょう。」
 
被爆76周年原水禁世界大会・ナガサキアピール(案) 一部抜粋
 核兵器禁止条約が今年1月22日に発効した。 この条約は、核兵器の開発、実験、生産、製造、取
 得、保有、貯蔵、使用及び威嚇を違法とする国際条約である。 核兵器使用の威嚇すなわち核抑止
 論も否定している。 しかし、核保有国や日本など核の傘の論理に従う国は、条約に反対している。
 日本は条約は方向性が違うとして、実体のない橋渡し論で国民を欺いている。 唯一の戦争被爆国
 と口にするなら、条約を批准し、核廃絶のため行動すべきである。 


 国内大手銀行や生保4社は核兵器製造企業への投融資の禁止を表明するなど、企業も変わりつつ
 ある。 福島原発事故では、新たな核被害者を生み出した。 避難生活を強いられ、人権が侵害され
 続けているにも関わらず、復興五輪という戯言でオリンピックを誘致した。 核は放射能という目に
 見えない形で人間を脅かす。 ウラン採掘現場や原発労働者の、いのちを蝕み続けていく。
 一人ひとりの、いのちの問題として考え、核問題を解決していかなければならない。」
 
実行委員と業務動員者は裏口に8時集合
舞台で出番がある方も早めに来てください。