JAL闘争報告集会(長崎地区)
日 時 2013年9月24日(火)18:30〜
場 所 長崎県勤労福祉会館 4F第2中会議室
主 催 JAL不当解雇撤回裁判原告団
後 援 JAL不当解雇撤回をめざす福岡支援共闘会議
JAL不当解雇撤回をめざす福岡支援共闘会議 事務局次長
「福岡空港で働いていました。 裁判の原告団主催で開催しています。 原告団3名から報告をして頂きます。」
JAL不当解雇撤回裁判原告団 (日本航空乗員組合)
「2010年の大晦日に不当解雇されたのが発端です。 私はニューヨークから成田空港に着き、会社から整理
解雇対象になっている、今辞めるのが利口ですよと言われて強く退職を求められました。
よりによって12月31日に、日本航空はパイロット81名と客室乗務員84名を整理解雇しました。
組合排除で交渉もできず、整理機構の言うがままに解雇されて原告団が提訴してまもなく3年になります。
2012年3月29日の判決で乗員組合が敗訴し、翌日には客室組合が敗訴した不当判決。 倒産した日本航空
において、やむをえなかったと解雇が有効になった。 その後、他の業種でも解雇が始まりました。
いつでも解雇できる、楽な首切りができる雇用体系が作られようとしている。 その最初が私たちの裁判だった
のではないでしょうか。 雇用という問題はみなさんにも降りかかってくるんですよ。 資格を持ったパイロットが
現実に解雇されてしまった。 これからの日本はどうなるかわかりません。 一刻も早く空に戻りたい。」
JAL不当解雇撤回裁判原告団 (日本航空キャビンクルーユニオン)
「残念ながら地裁での判決は解雇有効という事でしたが、闘いなので勝って職場に戻りたいと考えています。
9月12日に客室乗務員の控訴審で証人尋問が終わりました。 一審の時は経営者が解雇の必要はなかった
とあったのに、裁判長は心情的なものとされましたが、必要稼働人数が少ない数なのは変えようがありません。
法廷だけでは勝てないので世論の後押しで勝っていきたい。 職場に戻せと声をあげていきたい。
客室乗務員は53歳以上が対象となりました。 会社はキャリアより若がえりだと、経験者はいらないと解雇し
ましたが全日空は先日、客室乗務員は正社員で雇うとなり、競争力をつけるには正社員だと判断しました。
キャビンクルーユニオンは1995年から客室乗務員は正社員でと言いつづけてきました。 労組に結集する者
たちが解雇につながったのは、あきらかです。 解雇自由な世の中になってしまうので、これからも職場に戻っ
て安全運航に努めて、解雇反対を訴えていきたいです。」
JAL不当解雇撤回裁判原告団 乗員原告団 事務局次長 (日本航空乗員組合)
「原告の私たちの活動を職場の仲間が支援してくれる。 日本航空の経営破たんは、誰も責任をとっていない。
まず、これをしっかりしないといけない。 労働組合の指名解雇に近い、不当労働行為。 利益なくして安全
なしの考えでは日本航空に未来はない。 物を売るのとは違う、間違った方向で再生が続けられている。
乗員組合の仲間は、第2第3の解雇を生み出さないよう支援してくれています。 解雇しながら一方では新規で
1200名も採用とはなぜか。 質の低下もあり4人に1人は新人で定着していない。 昔の正社員とは違い、今の
待遇は40年前の水準まで引き下げられ待遇はあまりよくない。 時給1000円程度で契約社員と差がありません。
ウエイトレスとは違い、ある時は看護師、ある時は消防士、ある時は警察の役割と経験がなければならない。
後輩に伝えるチェーンを断ち切って本当に安全と言えるのでしょうか。 機長55歳、副操縦士48歳、客室乗務
員53歳以上と、年齢や病気を理由に解雇することはできません。 今後も物販支援など、みなさまの物心両面
からのご支援をお願いします。」