自治労 復興支援活動


日 時 2011年6月11日(土)〜19日(日)
場 所 宮城県石巻市
報 告 自治労長崎衛生公社労働組合
自治労長崎県の第10グループとして、石巻市の渡波中学校で復興支援。 自衛隊の中継基地及び避難所と
災害本部。 学校には約30人が避難。 体育館は支援物資の倉庫で、海外各国からも水や缶詰めが届いていた。
なにもなかった広い校庭には5日間で、ガレキの山となった。 自衛隊と警察による遺体捜索の際に発生。
ガレキから煙がたちのぼっていて、中でくすぶっている様子。
校舎の1Fは無残な状態。2Fから上は被災者と、市の対策室があり、ここで市との連絡協議の他、
要求書や罹災証明の写しなど事務処理の他、校庭から3Fのトイレや2F調理室へ水を運ぶ作業を行った。
佐川急便やなどの運送便が食糧など物資を配達。 市のエリアマネージャと自衛隊が来る3つの物の流れ。
自治労大分県からも支援。 他、被災者のみなさん。 電気は発電機を使用しており、ライフラインが
きている所ときてない所がある。  学校の前の通りの店舗もこのような状態。
学校近くの海岸。 道路は完全に破壊されてガレキの山。 震災前はきれいな海岸通りだったらしい。
学校に寝泊まりして48時間勤務し、3日めにようやくホテルへ戻り1日休めた。
人が誰もいない街中を、自転車で移動していると、パトカーが巡回していて3回も職務質問された。
撮影後の帰り道、潮が満ちてきて道路が冠水してしまい、ひざ下まで浸かったとの話。
石巻市でも復興に10年〜20年かかりそうな様子だが、女川から先では手つかずの状況だという。
映像で見るのと違い、実際に訪問すると現地でのドロ臭い腐敗臭など鼻につき、凄惨な状況。
付近の女子商業。 ここにも約300人程の被災者がいる。 ガレキを置く場所がないので、この校庭も
置く場所になる予定だろうとの話。 高齢者が多く、昼間は元気だが夜になると急激にテンションがさがった。
最後の日に震度4が発生した。 小さな地震は多数あるが、大きく揺れると、みんな動揺する。 
震災復興支援に、参加された各労働組合の
多数のみなさま、おつかれさまでした。
これから行かれる人は、お気をつけて。
自治労復興支援活動
東日本大震災に被災された皆様
心よりお見舞い申し上げます