中小共闘 第44回定期大会


日 時 2021年12月15日(水)18:00〜19:20
場 所 長崎地区労会館2F・大会議室


主 催 長崎地区中小労組共闘会議 
中小共闘 副議長 (全国一般長崎地方本部労働組合 長崎地区合同支部 副委員長)
「ワーキングプアと家族の生活。 コロナ禍で特に非正規労働者が困窮している。 岸田政権は新資
 本主義を持ちあげ、富の再分配ならわかるが、経済の再分配で誤魔化し、しめしめと思っている。 
 日々、経営側からも搾取されている。 各職場での運動を確認しながら、大会を開催していきます。」


大会議長団に長崎衛生公社労働組合 書記長が選任され、大会成立の報告と、議事が進められた。 


中小共闘 議長 (長崎衛生公社労働組合 執行委員長)
「みなさん、お疲れさまです。 お忙しい中、参加頂きありがとうございます。 長崎バスユニオン闘争
 も5年を超えた末、全面解決しました。 今期で議長を退任致します。 これまで、ご協力ありがとう
 ございました。 今後もみなさんと、中小共闘の組合支援をしていきたい。」
長崎地区労 議長
「中小組合が経営者と闘うには、1人では中々闘えない。 その時に横にネットワークを広げるのは、
 自然界の節理。 動物や魚も集まり大きく見せる。 長崎バスユニオン闘争から学んだ、団結の固
 い絆がなければ切り崩される。 こちらは働く者の為に闘い、もう一つの組合はスト破り。 闘う労
 働組合に反する労働者もいる。 どうやって跳ね返すかが大事。 労働組合の役員が管理職になっ
 て、パワハラを繰り返す。 地区労は仲間を大事にする運動体でありたい。」


坂本 浩 長崎県議会議員
「全国的には野党共闘が失敗だとか、議席が減ったと言われるが、長崎では与党と野党の数が縮ま
 った。 来年の参院選でも結集していきたい。 長崎県内で約2300人が雇止めになり、県が緊急
 雇用対策の枠について、議会の中でがんばりたい。 日本の失業率はリーマンショック時より、そう
 でもないが、週シフト5日から3日や2日にと、隠れ失業者が相当いる。 働く実態は厳しい状況。
 コロナ禍の影響で、年末に東京では派遣村ができそうという話。 公的支援をやる必要がある。」
 
 
中小共闘 事務局長 (長崎地区労 書記長)
「2020年以降、コロナ禍の春闘でも精一杯、闘ってきた。 コロナの影響で、要求書を出せない組合
 も全国的に増えている。 長崎バスユニオンは闘いの結果、3階建てのビルを会社が購入し、組合
 事務所にする事ができた。 支援して頂いた、みなさんのおかげです。 地区労と、全国一般長崎
 合同労組での労働相談。 水の浦薬局分会は、勤務時間前の掃除や電話対応など、時間外と未払
 い賃金があった。 裁判の前に労働審判で和解し、解決金を未払いの半分を取る事ができた。 


 松藤商事分会は、事務職の解雇予告に対し、団体交渉をして出向で異動となった。 賃金・労働条
 件はそのまま維持できた。 県営バス観光は、ターミナル内の案内や誘導に総務。 労働組合を結
 成して、団交をしながら労働条件を良くしていこうとしている。 闘いを進めないと、労働組合の存在
 意味がない。 平和でなければ仕事もできない。 労働組合として平和憲法を護り、平和運動も行っ
 ていきたい。 未組織労働者の組織化と、地域共闘が求められる。 闘いを構築していきたい。」


議案審議・年間活動方針案が承認され、スローガン確認を行った。 役員改選で退任あいさつ
後に、中小の各組合から2021年度新役員が勢ぞろいして、順番にあいさつを行った。


中小共闘 新議長 (長崎県タクシー労働組合 執行委員長)
「タクシー各社も中小企業の集まりです。 今回、大役を受けました。 みなさんと一緒にがんばりたい。」


最後は参加者全員の団結ガンバローで終了しました!