防災訓練へのオスプレイ参加抗議集会


日 時 2016年8月31日(水)18:30〜19:00
場 所 佐世保市 島瀬公園


主 催 佐世保地区労

佐世保地区労 事務局長
「明日、佐世保での防災訓練にオスプレイを参加させようとしてます。 飛行10万時間あたりの事故
 率は当初の1.93から、2015年には3.69倍になり、米国の連邦航空局から認可もされず、日本
 でも航空法に適合しませんが、飛び回れることは住民だけでなく乗員も危険です。 欠陥機オスプレ
 イの訓練導入に中止を求め、断固抗議していきたい。」


佐世保地区労 議長
「市に対し19日に申し入れをしてきましたが、熊本地震の支援で有効性を確認したという。 昨年も
 ハワイで着陸失敗し、2名亡くなっている。 どこでも着陸できないオスプレイは、砂を巻き上げて
 エンストした墜落事故も起きているが、事故原因はパイロットの操縦ミスと毎回逃げている。 費用
 対効果もありアメリカやイスラエルも購入をやめているが、日本は3600億円で17機購入して佐賀
 空港に配備しようとしている。 政治が右傾化する中、戦争に繋がるすべてに反対していきたい。」
 
長崎県平和運動センター 副議長
「オスプレイが熊本の被災地では6日間、1回1機で約5トンくらい水や救援物資を輸送しました。 
 30人運べるそうですが、自衛隊には60人運べるのが70機ありオスプレイでなければならない
 必然性はありません。 ネパール地震では家の屋根を吹き飛ばしたそうです。 オスプレイは強
 風に弱く、消防ヘリが飛べる状況でも飛べず、イザという時に役にたつのか。 2012年に普天
 間に強行配備され、運用ルール無視の飛行が実施されており、日米軍事一体化に反対したい。」


永田秀人 佐世保市議会議員
「オスプレイの良い点は航続距離が長くスピードが出ること。 熊本地震の支援で運んだ距離は、
 市内から40kmで普通のヘリで使える。 問題点は降りる場所を選ぶ機体なので、防災面でも
 活かしにくい。 尖閣にすぐ飛んでいけると言うが、無人島で降りれる場所はあるのか。 砂地
 など降りれない。 あちこちの軍隊に売ろうとして売れないモノを1機200億円で買わされよう
 としている。 使い道がないバカな買い物をさせられようとしている。 これを怒らず何に怒るの
 か!そうまでして軍需産業に税金を使うのはおかしい。 宣伝行為に騙されてはいけない。」
 
佐世保地区労 執行委員 『オスプレイの防災訓練参加に反対する決議』(一部抜粋)
「オスプレイは墜落事故も後を絶たず、米軍は事故原因を人為的ミスとしているが、構造的問題がある
 欠陥機。 佐世保に延べ15回飛来し、2回は体験搭乗で慣らしは明白であり、熊本地震への支援物
 資運搬など政府によるオスプレイキャンペーンである。 防災訓練への参加は和歌山県に次いで2例
 目。 災害時に使用する機体として適切でないことは明白で、安全性が明確にされないままであり、
 オスプレイ防災訓練参加及び、配備など運用そのものに反対する。」