「9の日」平和学習会 は どなたでも参加できます。 入場無料 
第100回「9の日」平和学習会


日 時 2012年11月9日(金)
場 所 長崎県勤労福祉会館・2F講堂


主 催 長崎地区労
長崎 平和学習
長崎地区労 執行委員
「多くの参加頂きありがとうございます。 只今から第100回、長崎地区労9の日平和学習会を開催します。」


長崎地区労 議長
「労働運動も平和運動もどちらも欠かす事ができない。 反戦反核、反基地運動を繰り返し行い、
 これまで運動を重ねてまいりました。 昨年の3.1ビキニデー集会の後、原発事故が起きてしまった。
 原子力の平和利用はありえない。私たちの運動は間違っていないと立証された。
 地区労独自の9の日平和学習会も、1993年2月9日に第1回のテーマ『プルトニウム学習会』で開催
 して、さまざまなテーマで行い今日で第100回目。 私たちの運動のはずみとしていきたい。」
 
山本太郎さん (俳優)
「16歳から役者やっています。僕は専門家でも研究家でもない、ただの役者です。 芸能界の中でタブー
 なんですね、尖った感じは言っちゃマズイ。 直接的なコト言うと排除される、スポンサーいのちの芸能界。
 電力会社だけで1000億円もの広告費をメディアに送りこむ、あらゆる業界が原発に参加している。


 3.11で原発が危ないと気がつかされた。この国の本当の姿が見える。 爆発して国がただちに影響はない、
 安全だと言った。 原発の真実はデタラメとわかったじゃないですか。 地震に対する備えがされていない。
 原子炉以外のタービン建屋などは、町工場と耐震性が変わらない。次の事故が起きないのはラッキーなだけ。
 生き延びるにはどうすればいいか、止めるしかない。原発やめるしかないと思った。 声をあげると仕事が無く
 なることは子役でもわかるので、そこから悩む。 ツイッターで原発反対ですとつぶやいたが、そんなに広がら
 ない。 デモとかに参加するようになって、カメラに映らないよう逆をむいたりしていた。 ウマくやろうと思った。 


 どうしてもガマンできないコトが起きた。 子どもが被爆していい放射線量を1msv(ミリシーベルト)から20倍
 に引き上げた。 20msv/年はどんな数字。 5msv/年でチェルノブイリは強制移動になった。
 その4倍を子どもにあたえ、日本は安全だと言う。 安全だと言う国はフツーなんですかね。 許せなくなった。
 首相官邸前に何万人も集まっているのに、マスコミは一切流さない。 それなら、カンパ集めてヘリ飛ばそうぜ
 となった。 空から僕がリポートしました。 みんなに知れた時、流れるようになっていく。


 スポンサーは大企業でも、一番大きな経済勢力は市民。 この状況を変えるならどうしたらいいか、最初は原発
 さえ止めればいいと思ったが、弱者に対する押しつけだった。基地も同じ。 こんな世になったのは、政治が悪い
 んでなく、自分も含めて無関心が作った。 僕は3・11から、こんな世の中になってたんだと気がついた。
 ひとつだけ光がある。 たくさんの仲間と横に繋がる。 どんどん広げるのが唯一。 この国の未来をあきらめてる
 人たちは、儲かるならなんでもやる。 しがらみのない、若い人たちに立ちあがられるのを国は嫌がっている。」


 会場の複数人からの質疑に対する意見交換が行われ、最後は大きな拍手で終了しました。