原発ゼロをめざす長崎連絡会
「東日本大震災、福島の原発事故から12年、今なお行方不明者は2523人います。 可能な方は
ご起立頂き、亡くなった方へ黙とう… 集会アピール文は、総理大臣と電力会社へ送ります。」
原発なしで暮らしたい長崎の会
「2011年3月11日、16時36分に原子力緊急事態宣言が出され、現在も解除されておりません。
日本は今も真っ只中にある。 岸田政権は原子力政策の大転換を図り、事故がなかったかのような
方向転換。 ロシアの侵攻でエネルギー危機と、脱炭素を口実にして、火事場泥棒的。
問題点を詳しく話して頂き、脱原発運動の参考にしてもらいたい。」
深江さん(脱原発ネットワーク九州代表/九電株主の会 事務局長) 『原発延命の悪あがき』
「老朽化した原発を動かすと、安全性がどのくらい保てるのか。 川内原発では一次冷却水が吹き
出す事故を起こしている。 制御棒の出し入れは157気圧で100度でも沸騰しない。
300度の熱で蒸気タービンを回す。 九電は隠して、フッ素が染みてにじみ出ていたと説明
している。 関西電力でも、美浜原発では第二次系の配管破裂で、5名が亡くなる事故を
起こしている。 一次系は点検するが、運転を始めて検査した事ない配管がたくさんある。
東電柏崎7号機の検査では、配管に穴が空いていた。 20年〜30年運転して、壊れないとは
ありえない。 ものすごい部品の数があり、安全確保は難しい。 川内原発を建てる時、市民を
納得させる為に20年で廃炉になると言っていた。 電力会社は30年、いつの間にか40年で
説明している。 定期検査で調べるが、圧力容器は交換できない。 耐えられるか計算があっ
てない事が証明されてしまった。 事故が無ければ壊れる事はないが、老朽化でどうなるか。
冷たい水を大量に注いだ時に、やってみないとワカラナイ。 なぜ60年超える運転なのか。
安全の後退である。 東電はオーストラリア一国の予算くらいあったが、日本政府が原発を
止めるなと言うので、仕方なく再稼働するが、採算が取れるのかも怪しい。 安全対策費が
1兆円ほどかかり、電気代で回収は大変。 原発を手放さない政府に問題がある。
動かない原発の為に電気代が高くなる。 再稼働しても電気代は安くはならない。 安全対策
や維持費で高くなる。 古い車が、車検整備代でかかるのと同じ。 新しい原発を建てても、
ものすごく高い電気代を払わされる事になる。 今の原発の跡地につくりますと言うのは、
つくる気がない。 高レベル放射性廃棄物を持って行く所がないので、解体して更地にできない。
次世代型原発は、どこにも建設できないオチがつく訳です。 コロナでさびれた所に誘致の話が
始まっている。 反対運動を始めないといけない。 IAEAがあと2年で、再生可能エネルギーが
火力を抜いて世界で一番になると言う。 原発に頼るのは日本くらいで、他の国は風や太陽など
無料のところに頼る。 日本は核兵器が欲しいのか、原発4基分を遮断して、再エネを捨てて
電気代を上げるとは、とんでもない。 日本がいかに世界から残されているか、情けない国。
九電はもっと大変な問題がある。 原発をつくる時、ボーリング調査をほとんどやっていない事
が判明した。 規制委員会に突き返されていて、もの凄い耐震工事が必要となる可能性もある。
来年3月までに審査に通らないと、玄海も川内も止まります。 原発は止まってもらいたいが、
その後、耐震工事になると大きく電気代が上がる、カラクリの話。 玄海の加圧水型は、ホウ酸
を入れてトリチウムに変わった温排水を海に垂れ流し、健康を蝕みガンの発生率が増えた。
原発がある限り、日本は被害から逃れなられない宿命。 連鎖を断ち切らないといけない。
電気代は安くならない。 日本の核武装を阻止する為にも、原発は止めるしかない。」
さようなら原発1000万人アクション・ナガサキ 実行委員会
「集会アピールを読み上げます。(一部抜粋) 原発の危険性は、地震や津波にとどまらず、噴火
の影響、テロなど、戦争の標的になる。 ロシアのウクライナ侵攻で原発への軍事攻撃は、
格納容器を二重化しても防ぎようがありません。 政府は地球温暖化防止を口実にして、原発
の運転延長、原発の新増設を姑息に進めようとしています。 私たちは次のことを求めます。
・原発新増設をやめ、世界最先端の低コストの再生自然エネルギー、送配電システム、蓄電
技術開発を推進せよ。
・福島第一原発の海洋放出を中止し、稼働中の全原発を停止し、廃炉に着手せよ。
・原発事故子ども・被災者支援法に基づき、被災者を救援せよ。」
最後に、グリーンコープ長崎の演奏で、『ふるさと』を全員で合唱して閉会しました。
さようなら原発!ナガサキ集会
日 時 2023年3月11日(土)14:00〜16:00
場 所 長崎県勤労福祉会館・2F講堂
主 催 さようなら原発1000万人アクション・ナガサキ
原発ゼロをめざす長崎連絡会
原発なしで暮らしたい長崎の会
グリーンコープ長崎
長崎県平和運動センター 事務局長 『福島中間貯蔵施設と、福島第一原発の現地視察報告』
「東電が主催したのに乗ってどうするのかという声もありましたが、、原水禁も募集したので1月に
福島県に行ってきました。 福島県内から集められた除染した土を30年間保存する、あくまでも
中間貯蔵施設。 すぐ隣に原発が見えます。 除染された地域は福島県内の、人が入るごく一部。
山林や原野はされていません。 野山を除染するつもりは国はナイ。 原発内部では写真が
撮れず、パンフレットを見てもらいます。 防護服は着なくて結構ですと、普通の作業着でイイと
説明を受けた。 1号機2号機は核燃料が残っており、作業をやっているところ。 5号機6号機
は、そのまま残っていました。 汚染水は綺麗にして流しますと、薄くしているから大丈夫と
言うが、ものすごい量になる。 食物連鎖で物質がたまってしまう。 ALPS処理水は透明で、
綺麗でしょうと、ヒラメを飼って大丈夫だと、推進側は広めたい動き。 私たちは脱原発で、ダマ
されないが、原発再稼働を盛り返すPRが行われていた。 写真で雰囲気がわかると思います。」