西海市労働者協議会 副議長
「12・8不戦の日、平和学習会を進めていきたい。 今の報道は一方的で、情報を読み解くのは難しい。
どう取り扱い分析していけばいいか。 ウクライナ侵攻をテーマとして学習を深める場になればと思う。」
西海市労働者協議会 議長
「LCAC夜間航行訓練の抗議集会は、11月以降は真っ暗で開催できない。 マスコミが右傾化して、
12・8についてほとんどの新聞が書かない。 東京新聞、沖縄の2紙は書いており、誤った道を進ん
でいないか。 今日の長崎新聞の論説をぜひ読んで頂きたい。 講師は県教組・西彼総支部にもいたの
で、みなさんの中に教え子がいるかもしれない。 県平和運動センター前議長の山下さんにお願いしま
した。 西海市もコロナ感染者が増えてきており、具合が悪くなった方は中座してください。」
長崎県教職員組合 執行委員長 『ロシアによるウクライナ侵攻のとらえ方とアジアへの影響』
「2022年2月24日ウクライナに攻撃が始まり、世界が一変した。 大騒ぎを見ながら、強い恐怖
を感じたのはロシアの攻撃でなく、怒る日本の民衆を見て違和感を感じ、怖いなと思いました。
クリミア半島を併合し、ゼレンスキー大統領になり、ずっと心配して見てきました。 もっと上手に
外交すれば、ああならなかった。 招き寄せた戦争だと思う。 ロシアにはロシアの考え方があり、
ウクライナ側にも問題があり、複雑な問題だと平和センター議長として、いろんな集会で言うと、
ロシアの肩を持つのかと、ロシアは徹底的にやっつけないとイカンと言われ、感情的になって恐ろ
しい。 正義感と言えども、感情が充満しやすい社会というのは、戦争に近いところにあると思う。
感情的になった奴は、操られやすい。 良く考える間もなく、動かされやすい。 理屈だけで考え、
人の気持ちがワカラナイ頭でっかち。 日本人は、心でっかちが多く感情的になる。 プーチンに
感情的になり、マトモな判断ができていない。 かつて15年戦争でもそうであった。
今では克服できているのか。 連面と引き継がれているのではないか。 相対主義から、虚偽、
勘違い、陰謀論まで様々な情報が飛び交っている。 情報化時代の戦争だなと。 通信インフラ
が破壊されても人工衛星を使い、ネットが繋がる。 ウクライナに、スターリンクを提供したのが、
運営しているイーロンマスク。 グローバル経済で一角を占めるロシアは、事実上、戦争は起こせ
ないと言うのが、経済学の常識だった。 国際的信用は失墜し、ロシアとビジネスをしようという
人は出てこない。 ロシア経済は衰退に繋がっている。 反対の意見もある。 アメリカはわざと、
ロシアに攻撃させ、覇権を強化した上で、中国との対峙が本当の見方と、うがった見方もある。
ネットで検索すると、ゼレンスキーはロシア人居住区を弾圧したとか、悪い事もある。 アレもコ
レもと検索すると、どっちもどっち虚無主義でニヒリズムに陥っていた人の姿。 人間は自分が信
じたいモノを信じているだけ。 ネットを見ていると高見から見下ろし、デモや集会をバカにして
冷ややかな目でみる。 世の中変わらないという感覚に陥るので、現場感覚を大事にしたい。
ロシアが尋常じゃない軍隊を集めていた、真剣な外交努力で治めるべきで、ゼレンスキーは未然に
防げたかもしれない。 ゼレンスキーはドラマで主役をして、ドラマの通りに大統領になったので、
政治経験はまったくないので難しかった。 停戦交渉には中国しかないが、台湾問題もあり簡単に
動けない。 プーチンにもいくらか花を持たせなきゃダメですよ。 しかし、国連憲章を破って領
土を取ると、ヤリ得になる。 誰もまとめられないから、ずっと戦う、それでいいのか。
ロシアは日本なんて鼻から相手にしていない。 アメリカの衛星国と話はできないと、プーチン
は思っている。 リップサービスに踊らされるだけの日本の外交。 『絶対的反戦論』しかない
と私は思う。 武器を持って組織でやる戦争は、殺人の合法化が本質、見失ってはいけない。
戦う事が正義だと、感情的になりやすいが騙されてはいけない。 戦争は殺人、国家が内在
する暴力性、この性質を今も持っている。 法の支配に封じ込められるのかが、人類の課題。
実は暴力団と同じで暴力団は法の下で取り締られるが、国の軍隊にはない。 日本国憲法は戦争
をしないと定めているが、安保法制が通り内実は崩され、法的に日本は武力行使できるが、憲法
9条があるうちは、宣戦布告できない。 実はロシアも宣戦布告していない。 特別軍事作戦と、
あくまでウクライナに住んでるロシア系住民を助ける為と言うが、実態は戦争。
世界が進んでいるプロセス、再び世界大戦を防ぐ為、国連憲章を進展させたのが日本国憲法。
コレが世界中にあれば、新しい世界ができた。 思想的に国連憲章と直結して地続きである。
WWT(第一次世界大戦)があり、国際連盟でも防げずWWUの後に、国連憲章と国際連合を
つくり、少しずつ世界は進展している。 歴史的過程の中で私たちは、生きている事実。
日本国憲法が押し付けかどうかでなく、当時の日本人は戦争はコリゴリと民衆は受け入れた。
当時の支配者層と、その子孫が嫌がっているだけ。 その歴史を認識していれば、態度は
ブレない。 反戦思想に基づいて、どの国もどの勢力も、人を殺すな街を破壊するなと、全て
のチャンネルで発信すべき。 『絶対的反戦論』と、私は呼びたい。」
12・8不戦の日 平和学習会
日 時 2022年12月8日(木)18:00〜19:15
場 所 西海市 大瀬戸コミニュティセンター
主 催 西海市労働者協議会