1・18日米共同訓練抗議集会inえびの


日 時 2020年1月18日(土)13:30〜15:30
場 所 国際交流センター前広場(宮崎県えびの市)


主 催 日米共同訓練反対宮崎・鹿児島連絡会議
陸上自衛隊と米軍海兵隊が1月18日〜30日に、大矢野原演習場(熊本県山都郡)や、霧島演習場
(宮崎県えびの市)で日米共同軍事訓練が行われる。 宮崎県労組会議と、鹿児島県護憲・フォーラ
ムの主催で、開催された。 九州ブロックの各県平和運動センターから、各組合団体組織が参加した。
主催者あいさつのあと、連帯あいさつを各政党から行い、共同訓練に抗議して中止を訴えた。
(立憲民主党 宮崎県連、国民民主党 鹿児島県連、日本共産党 宮崎県、社民党 鹿児島県連) 


フォーラム平和・人権・環境に、北海道、鹿児島、佐賀、沖縄から連帯あいさつや闘争報告を行った。
地元からのアピールを、えびの市の地元畜産農家と、西田 山都町議会議員から行われ、集会アピー
ルを自治労宮崎県本部女性部長が読み上げた。 プラカードを掲げて鹿児島市職労のシュプレヒコー
ル、最後は参加者全員の団結がんばろうで終了した。 上記の登壇者の中から下記に一部抜粋。


鹿児島に米軍はいらない県民の会 会長代行 (主催者あいさつ)
「鹿児島でも日米上陸訓練は、訓練前日に住民への説明。 KC130空中給油機の訓練が始まり、小
 中学校や病院の上を飛ぶ。 アメリカでは絶対ない事を日本で行うわけです。 離島が戦場になると、
 沖縄の地獄を再現して離島奪還するのか。 政府の仕事は国民に飯を喰わせる事と戦争をしない事
 だ。 オリエンタルシールドとは、南西諸島が東洋の盾。 盾の先にハワイやグアムがある。 奄美を
 戦争の拠点にするのでしょうか。 米軍は住民の反応を見ています、反戦反基地でSTOPできます。」


沖縄平和運動センター 議長
「この国はアメリカの基地ではないと、ハッキリ言わないと、アメリカのやりたい放題。 アメリカの属国
 どころか植民地。 宮古島の集落に弾薬庫ができないと南太平洋の戦争が始まらない。 そんなに
 戦争が好きなら自分の国でやれよと。 辺野古の軟弱地盤に基地は造れない、最短でも13年〜20
 年かかるとはバカげている。 怒りの声を上げ、全国連帯でがんばりたい。」


稲泉さん (えびの市 地元畜産農家)
「霧島演習場の一角、隣接した地域に住んでます。 この国に優しはあるのか。 1人ひとりの財産に
 向き合った、まつりごとをしているのか。 戦車を持って来てドーンとぶっ放すと、子どもが泣き出し、
 親豚も流産して大変な思い、こっちは頭にきて叫ぶ。 事故が絶対に起きないとは言えない。 山を
 焼かれ、当初はわからず、警察・消防・役所にご足労かけ見て頂いた。 報道陣の取材もたくさんあ
 り、困っている住民がいる認識をしてもらいたい。 沖縄の事も、地元にいるからこそ分かる。 この
 冬一番の寒い日に集会に参加された方には、迷惑をこうむってる方の力となるよう、お願いします。」


自治労宮崎県本部 女性部長 『集会アピール』
「霧島演習場での日米共同訓練は2010年12月以来3回目。 沖縄の基地負担軽減どころか、逆に
 辺野古への新基地建設、高江のヘリパッド建設、宮古島・石垣島へ自衛隊のミサイル部隊配備など、
 米軍の軍事訓練強化が進められ基地負担の軽減になっていません。 安倍政権に強行採決された
 憲法違反の安保関連法の成立以降、防衛予算の増大により、日本の軍事大国化と日米軍事一体化
 が加速、専守防衛の枠すら超えて、米国から攻撃型装備の購入や配備が進められています。 


 九州では、長崎の水陸機動団の配備、佐賀空港へのオスプレイ配備、大分日出生台で米軍の射撃
 訓練、熊本大矢野原演習場での日米共同訓練、鹿児島鹿屋での空中給油訓練、奄美大島のミサイ
 ル基地建設、馬毛島の軍事基地化と米軍空母離着陸訓練(FCLP)の建設、福岡の築城基地と宮
 崎の新田原基地へ米軍受け入れの滑走路延長や弾薬庫建設、が進められています。 軍事施設の
 拡充や軍事訓練の実施は、国民を守るどころか逆に国民を危険にさらす。 日米軍事訓練に強く抗
 議し、訓練中止を求め、全国の仲間と連帯し、真の平和を守る闘いを強化していきましょう。」