原子力空母ジョージ・ワシントン佐世保寄港反対!
集団的自衛権とオスプレイ配備を許さない九州ブロック集会


日 時 2014年8月2日(土)14:00〜16:00
場 所 佐世保市松浦公園
主 催 長崎県平和運動センター/佐世保現地闘争本部
共 催 平和フォーラム/全国基地ネット/九州ブロック労組連絡会議
長崎県平和運動センター 議長
「台風接近による悪天候の中、ご参集頂きありがとうございます。 私も海上抗議行動に参加しましたが、動く要塞
 でした。 玄海や川内原発と同様の原子炉を積んでおり、冷却に失敗すれば炉心溶融し大参事を招くことは間違
 いありません。 危険な艦船を佐世保港に停泊させることは断じて容認できません。 核搭載可能艦であり、核疑
 惑も払しょくされているわけではありません。 断固抗議し、日本から撤退することを強く求めたい。」


佐世保現地闘争本部 本部長 (吉村庄二 長崎県議会議員)
「大変荒れてまいりましたが、全国からたくさんおいで頂きありがとうございます。 佐世保は米軍基地という意味
 では最新の強襲揚陸艦を含めて8つの米艦の母港になっている。 イージス艦も3隻いる状況に佐世保はある。 
 原子力潜水艦もしょっちゅう来ている。 朝鮮戦争の時の佐世保基地がずっと続いている。」 
 
社民党 全国連合 副幹事長 (吉川はじめ 衆議院議員)
「原子力空母や原潜は動く原発であります。 いったん事故が起きれば、佐世保に長崎県に九州全体に核の被害が
 広がっていくことを許してはならない。 原発の安全性について3・11以降も以前もなにも変わっていません。
 集団的自衛権の行使容認でアメリカの空母と共に自衛隊は作戦行動をとれる準備はできている。 日本の自衛隊
 もNATO軍と同じ軍事行動をとれるように、いずれそうなる。 そうならないという言葉が信用できるのでしょうか。」


神奈川県平和運動センター 事務局長
「ジョージ・ワシントンの母港になって5年目。 この問題をずっと追及してきましたが、ラチがあかない状況です。 
 先輩たちが反対闘争を行い、原子炉周りに改修はしないとか、廃棄物を出さないなど決まりました。 入港にあたっ
 ての自治体への連絡公表なども、今は守られていない。 原子力艦船は原子力発電所とは対象外で制限がありま
 せん。 原子力防災の見直しもつくれていない。 配備撤回を求めていきたい。」
 
福岡県平和フオーラム 代表
「横須賀を母港としてあることに、日本はなにもできない。 安倍政権は国の為に働く国民づくりで、昨年12月に
 特定秘密保護法を強行採決し、必要な情報を隠す。 これでは治安維持法。 3月には武器輸出三原則も変え
 て売る事ができる。 集団的自衛権も閣議決定し、日本が守ってきた平和主義を一気に方向転換して、各国も
 戦争ができる国という認識。 これから関連法案もでてくるが、国民世論で止めないといけない。」


佐世保地区労 議長
「集会決議(案)を読み上げます!佐世保港が集団的自衛権行使の実質化を先取りし、日米軍事一体化をいっそ
 う強める軍事拠点となることを、私たちは断じて容認できない。強い憤りをもって抗議する。」 (下記に一部抜粋)
佐世保地区労 副議長
「朝から平和行進で10km歩いてきました。 教員をしていますが、愛国心を強制する教育が行われています。
 本当に戦争する国になっていいんでしょうか。 日本が火の海になっていいんでしょうか。 そうならないよう
 運動を強めていきたい。 雨と強風の中、みなさんお疲れさまでした。」


佐世保地区労 青女協 事務局長の団結ガンバローのあと、米軍ゲート前〜四ヵ町アーケードへデモ行進。
  
集会決議
ジョージワシントンは米韓合同軍事演習・日米韓救難訓練・日米印合同演習に参加したあと佐世保に寄港し、
出港後は日本海で海上自衛隊との艦隊防護訓練を行いながら横須賀へ帰港する予定といわれている。


私たちは佐世保が核艦艇寄港基地として強化され日米軍事一体化を担わされること、核搭載可能な艦船の
寄港慣らしによって非核三原則が空洞化され、福島原発事故後も原子力艦艇に対する防災見直しが放置さ
れたまま市民のいのちが危険にさらされ、軍事的な動きが優先される状況が強まることを断じて容認できない。