長崎原爆被災者協議会 事務局長 (司会)
「集会を始めます。多くの人で集まり、世界の人たちと連帯しようと呼びかけました。 歌声協議会の、
 みなさんに歌ってもらい、被爆者5団体より順に挨拶を頂きます。」


長崎のうたごえ協議会のみなさん
「ロシアの侵攻に抗議しながら、ウクライナを歌で励まそうと全国で歌っています。 ウクライナ民謡の
 『キエフの鳥のうた』を、キエフの人々に心を寄せて歌います。」


長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会 議長
「こんな事が今の時代に許されるのだろうか。 罪のない人が殺され、多くのいのちが失われている。
 ウクライナはロシアに屈しなかった。 激しい抵抗で、ロシア軍は原発を砲撃し、核使用の可能性も
 示唆している。 稼働中の原発を攻撃するとは狂気のさただ。 プーチンは人としての心はないのか。
 侵略行為を正当化し、拡大している。 ロシアは侵攻を今すぐヤメロ!人殺しを今すぐヤメロ!」
長崎原爆被災者協議会 会長
「武力で他国の侵略は国連憲章で禁止されている。 ロシアの蛮行に、私たち被爆者は怒りと恐怖に
 及んでいます。 プーチンが核で威嚇する、許せない事です。 保守系の議員が非核三原則の見直
 し、核共有の議論にハッキリと抗議しました。 戦争反対、再び被爆者をつくるな!」


長崎県被爆者手帳友愛会 会長
「ココに来ると、あの日の閃光と爆風を思い出してなりません。 ロシアは国際条約を無視し、攻撃した。
 ロシアはまさに今、ヘビが小さなカエルを飲み込もうとする状況であります。 核兵器で脅すロシアに、
 いち被爆者として、ロシアは即刻攻撃をやめよ!声を大にして抗議していきたい。」


長崎原爆遺族会 会長
「広島出身の総理はどんな考えでしょう。 ウクライナへのロシアの軍事侵攻を止める気持ち。 紛争
 地域では、原子力発電施設への攻撃しないとなっているが、国連の弱さを感じる。 ロシアは蛮行
 をやめろと、日本の政治家は平和への声を上げろ。 このような悲劇は早急に終わらせよう。」

  
長崎県被爆者手帳友の会 会長
「ウクライナの市長とネットで話を聞けました。 チェルノブイリから50kmにある市で、4年前に訪問し
 歓迎をうけた。 自由のため、民主主義のために戦っているが、包囲され食料が減り、心配だと。 
 ロシアは昔、ナポレオンやナチスの侵攻があった国。 逆に侵攻を、かつての友邦国にしている。
 世界と団結して撤退へ持っていこうではありませんか。 日本から支援の運動を一緒にやりましょう!」
 

原発ゼロをめざす長崎連絡会 事務局長 (長崎民主医療機関連合会労働組合)
「ウクライナの人は、あたり前の生活を失って過ごしているんだと思う。 インフラも長い年月で作りあ
 げてきたものが壊されて、心が痛い。 報道の仕方によっては、核共有をそうかもしれないとなり、
 危惧しています。 声を上げ祈る事しかできなくて、SDGSを実現できない戦争に抗議したい。」


11時2分、被爆者手帳友の会と、ロシア抗議集会参加者がロープを引いて長崎の鐘を鳴らし黙とう。
長崎市では毎月9日同時刻に、被爆50周年記念に作曲された『千羽鶴』の曲を、防災無線で放送。


 
第24代高校生平和大使 (高校生1万人署名活動実行委員会)
「今、活動している高校生25名と、第19代と第23代の元平和大使と一緒に参加しました。 
 ウクライナの戦争に心を痛めています。 ウクライナのへの侵略をただちにヤメてください。」
「これまで核兵器廃絶の署名を200万筆以上、国連に届けて、ノーベル平和賞にも推薦されていま
 す。 核兵器使用の意向をヤメてください。」
「大変悲しい思いをしています。 核関連の施設への攻撃をヤメてください。 平和の世界実現にむけ
 て、これからも活動を続けます。 『あの子』を歌います。」


林田さん (長崎大学RECNA 特任研究員)

「私は第12代高校生平和大使でもありました。 高校生の歴史が積み重なってきたなと感じました。
 多くの方の座り込みや、デモや学習会を重ねてきた努力を踏みにじるのが、プーチンだと思います。
 平和の秩序に対する闘い、全ての人たちで抵抗しないといけない。 こんな侵略戦争を許していい
 のかと。 障害者などどうやって逃げるのか。 2022年の世界でどうして、怒りを感じます。 
 これを止められないのか、スマホやSNSで遠く離れた長崎から、平和への想いは必ず届くと思い
 ます。 時代遅れの権力者に、平和に暮らしたい市民の想いを示していきましょう!」


ロシア侵攻抗議集会 実行委員 
「ロシアの武力侵攻に抗議する緊急長崎集会アピールを読み上げます。 ロシアはウクライナ侵略を
 即時に中止せよ(下記一部抜粋) ロシア軍が2月24日ウクライナに武力侵攻し、今も戦闘が続い
 ています。 武力侵攻は主権の尊重、領土の保全、武力行使の禁止を決めている国連憲章を否定
 するものであり、即時に中止しなければなりません。 国連総会はロシアを非難し、軍の完全撤退を
 要求する決議案を141ヵ国の賛成で採択しました。 ロシア・プーチン大統領は核兵器による威嚇を
 行いました。 核保有五ヵ国の共同声明にも反するものです。 日本では安倍元首相、自民党の一
 

 部政治家や日本維新の会から、核共有について議論を呼びかける名目で、国是である非核三原則
 を揺るがそうとする動きは容認できません。 戦争被爆国である日本は、核兵器の使用と威嚇をさせ
 ないため行動すべきです。 いま議論すべきは、核兵器禁止条約への参加と、核によらない安全保
 障の実現です。 日本政府に対して核禁条約への参加を求めます。 そして、ウクライナの市民や世
 界平和を求める多くの人々と連帯して、戦争と核兵器の使用に反対し、早期のウクライナの平和実現
 を目指すことを、被爆地長崎から世界に呼びかけます。」


長崎県平和運動センター 事務局長

「集会アピール文は、ロシア大使館と、首相官邸に送付します。 最後に、プラカードを掲げてコール
 します。 ウクライナに平和を!核の威嚇と使用をするな!! これで集会を終わります。」 
ロシアのウクライナ武力侵攻に抗議する
緊急長崎集会



日 時 2022年3月6日(日)10:30〜11:30
場 所 平和公園祈念像前
呼びかけ団体 長崎被爆者5団体
連絡先 原水禁長崎県民会議/長崎県平和運動センター