被爆者連絡協議会(被爆連) 副議長 
「核兵器廃絶への日本政府の動きに疑問があり、これからどうしていくかが課題。 講演のあとに質問
 を受けながら、これからの運動に役立てていきたい。」


長崎県平和運動センター 議長 
「7月に核兵器禁止条約が採択され、日本政府は反対した。 核兵器保有国や核の傘の下にいる日本
 も含めて批准していくように、被爆地長崎として運動を強化していきたい。 昨年に続き、核兵器禁止
 条約について話をして頂きたい。」
   
中村さん (長崎大学核兵器廃絶研究センター RECNA 准教授)
『核兵器禁止条約をめぐる“これまで”と“これから”』
「今年7月の七夕の日に採択された、歴史的にすばらしい事です。 国際条約ですので文章は固い。
 出来るまでの様々な努力、人々の想い、被爆者の想いが入っている核兵器禁止条約。
 世界100ヵ国、500近い団体が禁止条約の努力をしました。 2007年にできたICANがノーベル
 平和賞をとりました。 ICANの関係者はICANだけの努力ではなく、長年の被爆者や平和運動に
 関わった人の上にあると、二人三脚で活動を行ってきたICAN。


 私も現地で受賞の様子を見てきました、歓声がうなり肩をたたき喜びあう。 国連の会議を傍聴して
 レポートを書く仕事を20年やっていますが、国際会議は面白いものではありません。 各国は自分
 の立場を読み上げ、席はガラガラ。 学生を連れていくと、私語は多いし席は立つスマホはいじると
 大学よりひどいと言います。 今回は満席溢れんばかりで、人々は立ち上がりガッツポーズで、感動
 的なシーンでした。 アメリカを筆頭にものすごい圧力があり、核保有国との忖度で棄権の可能性も
 あったので、感動的な瞬間でした。


 オランダは交渉会議に参加した唯一、核の傘の国。 NATO加盟国であり、圧力の中で市民の強い
 声で議会が動き政府は参加した。 最終的には受け入れなれないと反対票に投じましたが、日本の
 市民が考えるポイントがあります。 日本は参加しなかった、核の傘の国の態度。 アメリカは抑止
 力を言い、自分の国を守る為と言うのが筋なんですが、同盟国の平和を守る為に不可欠で禁止条
 約はダメだと掲げています。 日本のとってる政策が理屈づけになっています。 日本がもっとより良
 い解決があると、核抑止で守られている訳でないと言うのが、切り崩す最大のいい訳になります。


 終末時計は、人類が滅亡に近づいているかを指しています。 1953年に水爆実験が成功した時に
 2分前。 国際条約で良くなると針が戻り、人類滅亡に近づくと進む。 今年1月に2分半前に針が
 動きました。 核兵器が使われる危険が想像以上に高まっている。 北の核問題だけではなくて、
 トランプ政権の誕生で核が使用される危険が高まっています。 悪名高いブッシュ大統領時代の方
 がオバマ大統領時代より核は減っています。 核兵器は誰の安全も守らない。 核をもたない国が
 自分の事として認識したのが、この5〜6年の動き。 危機感というキーワード。


 核保有の大国に憧れ、国の安全を守る抑止の考え方。 必要だと考える国が現れ、核拡散になる。
 核保有国が入らなければ一発も減らないと言うネガティブキャンペーン。 条約を作る事で、世界の
 考え方、核兵器に対する価値観や考え方を変える。 作り続けるのは野蛮だと、企業の行動を変え
 ていく事になる。 核兵器を必要としがみついている国、人々に世界の声はそうじゃないというキッ
 カケになるのが、条約の規範的意義。 価値観を変えるのが人道アプローチ。


 シュミレーションで核の冬が小規模でも気候変動で、核の飢餓となる。 これはマズイと対岸の火事
 と思ってた国も動き出す。 核を持つ国は動くのが遅すぎるので、自分たちが主役だという意識。
 核兵器禁止条約では、開発や実験に製造、使用や威嚇も禁止。  依存するのもダメと書かれてい
 ます。 核実験や使用で被害を受けた人々に、医療などの援助を与えるようにあります。 禁止条約
 でゼロへの道筋が初めてできた。 目指したいのはまず50ヵ国の批准。 顔を使いわける日本政府
 は、あからさまに反対を出すようになった。 繰り返ししないと、禁止条約あったよねとか、ありました
 ねというレベルになっていくネガティブキャンペーン。 世界の努力を損なわせ、禁止条約が風前の
 灯とならないよう、日本政府を動かしていく、ここから数年の勝負をかけていきたい。」


原水禁日本国民会議 議長
「私たち被爆者は、すべての人たちを、原爆や戦争のあのような目に遭わせたくないと、がんばってき
 た。 核兵器禁止条約に参加もしない日本政府は、なんなんだ。 政府をどうやって動かしていくかが
 最大の課題。 これまで以上に運動して禁止条約を生かしていくのか。 選挙が終わり、年明けには
 憲法を改悪する自民党。 今の平和憲法をどう守っていくか。 これからもがんばっていきたい。」
 
核 問 題 学 習 会


日 時 2017年12月5日(火)18:00〜19:45
場 所 長崎県勤労福祉会館・4F第2・3中会議室


主 催 原水禁長崎県民会議/長崎県平和運動センター被爆連