築城基地の米軍基地化を許さない!福岡県集会


日 時 2019年6月2日(日)13:00〜15:30
場 所 福岡県築上郡築上町ふるさと公園広場


主 催 福岡県総がかり実行委員会
     戦争への道を許さない福岡県フォーラム
  
航空自衛隊築城基地の米軍基地化を阻止するための集会が開催され、九州各県から参加者約15
00人が参加した。 宗 晶子 築上町議会議員(I女性会議)の司会で始まり、主催者あいさつでは、
平和・人権・環境福岡県フォーラム
代表が、米軍機の飛来が増え、弾薬庫も増えるので米軍基地化
を阻止しようと訴えた。 地元・築城からは高校生と、池亀 豊 築上町議会議員に、市民団体が報告。
平和といのちをみつめる会代表は、「1989年4月2日から、2の日の座り込みを基地前で行い30
年。 米軍基地化する事になってしまった、これを許す訳にはいかない」と、地元から強く訴えた。


沖縄平和運動センターを始め、各地から報告が行われた。 山口県岩国、宮崎県新田原、大分県日
出生台、佐賀県川副から順に基地問題やオスプレイの問題を報告した。 大分からは牛飼いの酪農
家が「米軍が好き勝手に使えるよう年々なっている。 小さな事を見逃して、取り返しがつかないのが
自由だったり平和だったりする。」と訴えた。 佐賀からは海苔養殖の漁師が「佐賀空港は8漁業と、
2農協と柳川市が公害防止協定で、戦争経験者ばかりで自衛隊との共用は考えられないと入れた。 
地権者のひとりとして一坪も売らない。」と、これまでの闘争報告がされた。 
政党からは日本共産党・二比聡平 参議院議員と、社民党・佐々木まこと 福岡県議会議員が登壇。 
立憲民主党と国民民主党からはメッセージが披露された。 いずれの政党も安倍政権を許さないと強
く訴え、7月の参院選の野党共闘の連帯を呼びかけた。 集会アピールは福岡県教職員組合の青年
女性部が読み上げた。(下記に一部抜粋) 築城基地前までデモ行進を行い、流れ解散で終了した。


『築城基地の米軍基地化を許さない!福岡県集会』アピール
築城(ついき)基地は2016年米軍岩国基地の第一飛行場と指定されました。 日米両政府は、201
8年10月の日米合同委員会で、築城基地と新田原(にゅうたばる)基地などに、緊急時に米軍機を受
け入れる施設整備を合意し、基地の拡大強化を図ろうとしています。 その後の国会審議で米空軍機
以外にも、海兵隊が基地を使用し300機飛来もありうると、米側の説明が明らかになっています。
防衛省は基地内の工事に着手し、滑走路延長も関係自治体・漁業団体に説明しています。


安保法制(戦争法)のもとで自衛隊と米軍の一体化が年々強化され、特に九州は前線基地として強化
されています。 まさに自衛隊の築城基地を質的に変える米軍基地化と言えます。 私たちは危険な
米軍を築城基地に受け入れることは出来ません。 周辺住民と県民の生命・財産が脅かされ、到底容
認できません。 米軍基地化を阻止していくため、反対の声を大きく上げて各地と連帯し、戦争のない
平和で豊かな安心して暮らせる日本をつくっていきましょう。