第15回 西海市 戦争と原爆展


日 時 2019年8月10日(土)14:00〜17:00
場 所 大瀬戸コミニュティセンター


主 催 西海市戦争と原爆展 実行委員会
後 援 西海市、西海市教育委員会、長崎新聞社
西海市 戦争と原爆展
西海市戦争と原爆展実行委員会
「ただいまから第15回西海市戦争と原爆展を始めていきます。」

西海市労働者協議会 議長 

「非常に暑い中、お集まり頂きありがとうございます。 戦争と原爆展は市町村合併前の大瀬戸町時代
 からカウントすると20回目を超える。 この後、高校生平和大使から活動報告をして頂ます。 
 その後に上映の映画『タリナイ』は、第9代高校生平和大使の大川さんが初めて監督した作品であり
 ます。 この会も微力な取り組みだが無力ではない。 平和への営みを繋げていきたい。」


西海市教育委員会 教育長
「課長時代から6回目の参加です。 8月9日は県内の子どもたちは登校日で平和学習をしています。
 平和の大切さを学び、後世に語り継ぐ一翼になってもらいたい。 私たちは戦争体験をした事はあり
 ませんが、悲惨さを学び二度と戦争をしない平和な社会をめざしたい。」

パネル展示でクイズに答えると、
お菓子などがもらえます。 
第22代 高校生平和大使 (高校生1万人署名 活動実行委員会)
「8月17日から22日までスイスジュネーブ国連やICANを訪問し、1年間集めた署名を提出して参り
 ます。 若者が関心がないのは友達と議論する場がないから。 若者も核廃絶や政治の事を話す
 できだと思いました。 無関心が一番怖い、忘れてしまえば繰り返す。 責任を持って届けたい。」


「祖母は被爆者で生まれる前に亡くなり、叔父や叔母に被爆体験を聞いてきました。 国連の場で伝
 えたい。 原爆は被害面が多いんですけど、WWUを通して日本は加害の面も大きい。
 大使の役割は、報道されている国家間の対立にとらわれる事なく平和の世界を築きたいです。」


「曽祖母は被爆者です。 活水高校には平和学習部があり、被爆体験は重要で世界に向けて発信
 していかないといけないと署名活動に参加しました。 若者の平和への意識が薄くなっています。 
 海外の人とも交流して、日本の被害だけでなく、加害も学んでいきたい。」


長崎県映画センター (長崎県被爆者手帳友の会 2世の会 事務局長)
「7月30日に亡くなりました被爆者手帳友の会・会長、井原東洋一は私の父です。 私たちの世代が
 受け継がないといけない時期がきていると、父はメッセージを残したと思っています。 
 監督の大川さんは東京で初めて選ばれた第9代の平和大使。 『マーシャル、父の戦場』を元にした
 映画です。 戦況が悪化し、マーシャル諸島に兵隊が送られ、捨て駒のように使われた。 平和への
 構築を伝える作品。 映画の中で『タリナイ』とは、こういう意味かと捉えてご鑑賞頂きたい。」


映画『タリナイ』 2018年日本/ドキュメンタリー映画/93分/監督・大川史織