憲法改悪阻止共同センター
「野党のみなさんにお越し頂き、ながさき市民連合と野党の公開意見交流会を始めます。
 いろんな質問に4党全員に順に答えて頂きたい。 女性の議員が少ないので、各党の手
 立てや、核兵器廃絶についてなど党だけでなく個人としてもお答えください。 
 最後に参院選の野党共闘について、長崎でどのように発展させるか質問したい。」


N-DOVE (NAGASAKI Democracy Opinion Voice Effort)
「参加者のみなさんは、受付で配布したポストイットの質問用紙に記入してください。 
 みなさんからもらった意見の中から選んで質問していきます。 同年代の長崎の人は賃
 金が普通だと思っていますが、関東や関西と比べるとかなり違います。 雇用について
 の考え方や、子育てや奨学金についてお聞きしたいです。」
民進党 長崎県連 幹事長 (渡辺敏勝 長崎県議会議員)
「子どもを育てるのに日本では教育費がかかるから、今の少子化状況に陥っている。
 奨学金問題は民主党時代には高校の授業料無償化など努力してきた。 女性の目から
 の政治は暮らしやすい社会になる。 波佐見町では、女性議員を昨年誕生できました。 
 非正規労働者は全労働者の4割、若い人の非正規が多いのが一番問題。 収入が低い
 と子どもを育てられない。 県議会でも非正規を早く正規にしろと質問した、非正規が年
 を取ると生活保護になり、日本は潰れダメになる。 早く正規にする事が大事。 働く改
 革に取り組んでいきたい。 核廃絶について私の両親も被爆者です、長崎を最後の被爆
 地にしないといけない。 民進党の中央では野党連携で、地方で野党共闘を勝手にする
 なとも言われている。 個人的には仲良くして市民連合と連携を取りたいが、過去に労組
 の先輩やOBたちが共産党と闘った歴史もあり、中央の進み具合を見て協議したい。」


日本共産党 長崎県委員会 委員長 
「政治を変えて税金の使い方を改めないと子どもたちの未来がない。 戦前から男女平等を
 言って女性議員や幹部を育てる方針です。 政党として女性の制度促進することも考えた
 い。 大企業と中小では賃金が違い、8時間働いて生活できるには時給1500円が必要。 
 企業間の賃金格差もあわせてやっていきたい。 広島・長崎の原爆の事実が被爆者の核
 兵器廃絶への願い、憲法9条という盾を持って外交をして欲しい。 共産党の大会に初めて
 野党を呼んで挨拶してもらう、大きな時代の変化を実感しています。 自民党内で安倍さん
 に歯向かう者はひとりもいないのでモノクロ。 こっちは綱領も違うが認め合い、安倍政治を
 やめさせ暮らしを守ろうというところがイイところで4つの野党はカラフル。 多様性で魅力が
 あると思います。 是非みなさん、野党共闘の候補者を実現しようではありませんか。 
 準備期間であり、しっかりした野党共闘で勝てると今後も進めていきたい。」


自由党 長崎県連 代表 (すえつぐ精一 元長崎県議会議員)

「若い人の話を聞くと将来の社会に期待していない、高度成長期の価値観とは違う。 硬直
 した自民党の政治から変えないといけないと思っています。 女性の社会進出、地位向上
 は日本で進めていかないといけないと痛感していて、家庭で大事にするところから取り組
 んでいきたい。 法律では週40時間労働になっているので、それ以上仕事しないように
 経営者自身の考え方にも課題があると考えている。 アメリカの核の傘とありますが、核
 が抑止力になっているとは思っていません。 全国に先駆けて長崎県議会が安保法制の
 推進の決議をした事に違和感を感じた。 今の政治状況は幕末に近い、一強独裁は本来
 あるべき議会民主政治が日本で成り立っていない。 長年、自民党が与党で硬直してい
 る、国民のみなさんにわかってもらいたい。 殺し合った藩同士が結びついた明治維新。
 考え方や価値観は違うが、明治には一緒になった。 あきらめず後押しして頂きたい。」


社民党 長崎県連 代表 (吉村庄二 長崎県議会議員)
「日本の奨学金は貸付で利子を払わなくてはいかん。 県議会でも制度変更の要求を政府
 に出した。 女性議員は県議会も市議会も少ない、クォーター制度など4分の1はでられる
 ような制度が必要。 非正規や低賃金の問題は、若い方が結婚して子どもを育てられる生
 活に社会全体を持っていく必要がある。 核廃絶への到達は一緒だがアプローチが違うと
 言う自民党。 今後の問題として日本政府の方針を変えさせるのが問題。 民進党と共産
 党は仲良くしてと言うのが率直なところ。 社民党は民進党と会派を組んでいますが、詰め
 ていくと全部は一致していないが、ギリギリのところでどうしてもという時には拘束をかけな
 いで尊重している。 本当の野党共闘の詰めた形になっていなかったが、市民連合を介し
 てもやるんだと前進し連携を取りながら棲み分けをしたい。 国民の期待に応える為、全体
 の野党共闘で一人でも多く野党側の議員を増やし、安倍政治に歯止めをかけるべきだ。」
 
安保法制廃止と立憲主義の回復を求めるながさき市民連合
「昨年7月の参院選では市民と野党が協力すれば勝利できる可能性を証明できました。
 みんなの願いを実現する為には、まず安倍政治ストップを実現しなければなりません。
 今後も市民と野党がひとつになれるよう、みなさんの知恵と力をお貸しください。」


戦争への道を許さない!ながさき1001人委員会
「どんな違いが出るのかと聞いていたが、共通点の方が多かったです。 違いを強調すれ
 ばいくらでもある。 今までケンカした仲、これから仲が深まりケンカ別れできないように
 私たちの視線で結びつきも強まっていくと思う。 あれだけ戦争法案反対をやっても、安
 倍さんの支持は5割。 これから各地で取り組みを広げて、がんばって欲しい。」  
市民と野党ガチトーク!   


日 時 2017年1月9日(月)14:00〜16:00
場 所 男女共同参画推進センターアマランス(市民会館1F)


主 催 安保法制廃止と立憲主義の回復を求めるながさき市民連合