長崎地区労 書記長
「新型コロナウイルス対策で、長崎の参加者はここから映像で見る事になります。 被爆76周年、
原水禁長崎集会が間もなく始まります。 ご冥福をお祈りし、黙とうの後に順に挨拶があります。」
原水爆禁止日本国民会議 共同議長
「コロナ禍の為やむを得ず、このような開催となりました。 長崎はあの日から76年目を迎える。
世界の終末時計の針は残り100秒、最も終末に近づいている。 核も戦争もない世界を実現でき
るのか。 核兵器禁止条約が発効され、核兵器は国際法違反となるが、我が国は消極的。
福島の原発処理水の海洋放出を政府は表明した。 世界の核兵器は数の上では減少しているが、
核保有国の姿勢を許す事はできない。 三度許すまじ原爆。 広島の黒い雨訴訟は、被爆体験者
訴訟とも中身は同じ。 政府の誠実さを求めていきたい。」
多長被爆体験者協議会 会長 (被爆体験者訴訟 第二陣原告団)
「被爆体験者とは、爆心地から12km圏内で被爆したのに旧長崎市以外では、被爆者でなく被爆体
験者と言われた。 遠くても雨が降って洗濯物が黒くなった地域もある。 国や行政の被爆地図。
旧長崎市だけが被爆地とは腑に落ちない。 12kmより飛び出した所でも認められ、近くても認め
られない不合理があっていいのか。 みなし地域と被爆、地域で差別されている。 食料もなく、食
べられる物は汚染されたモノでも食べた。 下痢や腹痛に歯茎から血が出たりした意見書を出せば
国は環境衛生が悪かったからと、被爆者と認めない。 広島の黒い雨裁判の判決は、広島県も市も
控訴しないと国に働きかけ、亡くなった人々も被爆者手帳が公布された。 長崎は別と言われれば
大変な事になる。 良識ある判決を。 老体ばかりですが、再審を見守って頂ければと思います。」
原水爆禁止日本国民会議 事務局長
「核抑止とか言う欺瞞を許さず、政府に核の傘からの離脱と、核兵器禁止条約の署名を迫ならなけれ
ばなりません。 原水禁は政府に、2022年1月開催の締約国会議への参加を求めていきます。
菅首相は、黒い雨訴訟の上告を断念し、被爆手帳を公布するとしました。 被爆体験者にも、被害
の実態に見合った援護を勝ち取る事が必要です。 被爆二世は援護を受けられる者ではありません。
二世の運動は、今後の原水禁運動の継承発展にも重要です。 コロナ禍も、原水爆も、環境問題も
人々のいのちに関わる問題です。 より広範な運動にしていかなければなりません。」
長崎県平和運動センター 議長
「コロナ禍で苦労が多く、ようやく開催にこぎつけました。 全国で感染拡大し、広島の原水禁大会は
無観客となり、長崎も決断を迫られ悩んだ末の開催。 長崎県からステージ4と出され、感染対策を
進め、登録証を発行し来場者の制限や会場を分離したりしました。 核兵器禁止条約が発効され、
初めての原水禁大会。 議論する事が必要である。 運動を深めて力強く展開したい。」
長崎地区労 執行委員 (原水禁長崎大会実行委員会 司会)
「参加者全員での『原爆を許すまじ』の全体斉唱は、今年もコロナ禍の為、スクリーンの音楽と映像の
みとなりました。 平和を祈りながら御覧ください。 核兵器禁止条約が発効され、初めて長崎原爆の
日を迎えようとしています。 日本政府は速やかに批准すべきです。 日本国憲法を変える事なく、
平和憲法にのっとって、外交努力をすべき。 核も戦争も原発も基地もない21世紀に、転換させて
いきましょう!」
被爆76周年原水禁世界大会・長崎大会
開会行事
日 時 2021年8月8日(日)10:30〜11:50
場 所 長崎県勤労福祉会館2F講堂(県内参加者)
ブリックホール国際会議場 (県外参加者)
主催:被爆76周年 原水爆禁止世界大会実行委員会